7年間継続運用した病院のサーバーとクライアントシステムを昨年末で終了しました。システム装置の目的は、CTやMRあるいは血管造影装置などの検査装置からサーバーに送られた画像データー(DICOM)をクライアントで閲覧するものです。導入当初当時(2000年)は現在のような自由に増設できる高速FCディスク・ネットワーク(SAN)はまだ一般的ではありませんでした。古典的な方法ではありすが、ディスク装置からあふれたデーターをライブラリーにマイグレーション(移行)させるものです。ライブラリーはDTF-2(1/2inch カセット式)を使用しています。
どのようなシステムでも、使用した後から振り返ってみて、その過程から得られた障害回数やその内容などの傾向判断でないと評価に値しないのですが、弱点を知る、または予測しておくことで、それなりの結果が得られると思います。また、この装置に限らず、どのように理論的に優れたシステムでも、製造技術、品質保証システムなどに歴史的背景と稼動実績が必要です。もちろん、システムは全ての構成部品がそうでなければなりません。ここでは、このテープライブラリーの長期継続運用の難しさを紹介します。
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http://cid-0ff68288dd53524e.skydrive.live.com/browse.aspx/exViewServer
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