2009/12/22

腰痛治療2

 腰痛に関する情報サイトは人気が高いと、腰痛持ちの友人から聞いた。確かにそうだと思う。去年の5月に書いた「腰痛治療」も、今だに「検索からのアクセス」が10位以内(毎月)に入ってくることからも十分理解できる。しかし、じっとしてパソコンに向かっているようでは、腰痛は良くはならないと思うが、それに苦しんでいる人口が如何に多いか推測できる。それにしても、腰痛には様々な症状があって、治療方法も、指圧やマッサージに代表される民間療法、サロンパス等で神経の興奮を抑える塗布型炎症緩和、西洋医療による手術の3種類ぐらいに分類されるらしい。私の場合は、独自療法で腰周りのストレッチとウォーキング時の歩き方の工夫や腰巻バンド(効果大)、さらに西式健康器具(紹介済み)によって、工夫を重ねながら腰痛と付き合っているつもりである。最近では、ヒートテックのズボン下で暖めてあり快調である。それも、これも、腰を痛めた回数は小さく見積もっても3回程あり、全く完治などということは考えたことがない。将来、坐骨神経痛にならないように、自己流で臨床試験を重ねてきた。どのような病気でも、上手に付き合うことを基本にしなければならない。

 もっとも、激しい痛みと戦った時期も何度かあり、腰痛の苦しさは知っているつもりである。仕事のついでに何度も病院のMRでチェックしてもらってきた。酷いヘルニアもある事も知っている。この患部を庇う為に負担が増えて痛む筋、筋が引きつったまま行うストレッチ等によるリアクションで、痛みの連鎖が再び痛みを呼ぶわけである。こういう場合も専門家でないのが辛い。さて、この自己臨床試験で分かってきたことは、長引く痛みは、とにかく「おケツ」=関西風に言えば「おいど」がポイントで、ここを柔軟に動かせるようになると痛みは軽減する。「ウォーキング1」でも書いているが、骨盤を左右、前後、円周上に動かす準備運動をしておくと、ウォーキングでも足の疲れが少ないことから、そう考えるようになった。だいたい、ロボットでも2足歩行させるのに苦労しているぐらいだから、人間も進化の途中で無理がかかるようになってしまったのかも知れないと、納得してきたのである。1つ違いは「おケツ」というか骨盤の機能はロボットには装備されていないか、人間ほど外見上目立つ構造はしていない。つまり、我々人間は「おケツ」の中に何か重要な機能を搭載しているのかもしれないとも考えていたのである。しかし、逆に考えると、日常生活では、「おケツ」が大活躍する事が数少ないのかもしれない。

 と、ところがである。世の中には不可解なことをよく目にする。テレビなどで腰の痛みやヘルニアで休養をしていたアスリートが、何も無かったように元気に飛び回ったりする姿を見る事がある。それを見て「そんな!完治するんだ」といつも驚くわけである。だから、大学病院では治療できなくても、きっと、完全に近い治療方法というのがスポーツ医学等にはあるに違いないと思うようになったのである。それを何としても知りたい。しかし、今からバリバリのアスリートになるわけにもいかないのである。

 大概の腰痛持ちは、様々な独自の工夫を凝らしながら時々、行きつけのマッサージ屋、ほぐし屋、必殺カイロプラクティック、などへ通っているに違いない。去年の「腰痛治療」で紹介した西武治療院は、確かに一時劇的に治る。しかし、いつも混雑して毎回々通うには適していない。その日一日が丸々つぶれしまうからだ。そこで、自己流の緩和方法を考案・改良するわけで、そのためには、とにかく解剖学的な正しい情報が必要になると常々考えているのである。そんな折、本屋で「腰痛は99%完治する」という本を見つけた。何とも、微妙に希望の持てるタイトルが付けられているところが憎い。早速、連れて帰って1時間ぐらいで貪り読んだ。うーむ、仙腸関節というのが骨盤に存在していたのである。そんな骨盤に関節なんぞがあるとは、つゆとも考えなかったし、そんな説明を誰からも、もちろん大学病院の先生からも受けたことは無い。人間の体の耐衝撃設計は、凄い事が分かった。どうも、その仙腸関節を柔らかくしないと腰痛は根本からは治らないと記述されている。結局、酷い場合は筆者の「予約でいっぱいのクリニック」へ通う必要があるように読める。読み始めはそのクリニックの宣伝かと思ったが、それにしても、そこそこ明快な理屈が流れていて、これで少し謎が解けたような気がするのである。
  
  そこで、PART3の「腰痛チェックテスト」をしてみると、大学病院の画像診断の見立てと一致する結果となった。この本の筆者は、画像診断をしなくても症状で患部が特定できると書いているが、それを実証していると思い、な、なるほどと納得したわけである。続けて、「症状別緩和対策」のページを読みながら、同じ様に試してみることにした。勿論、物凄く簡単作業で、まだ3日目で良い悪いなどと判断は出来ない。しかし、やはり翌朝は、強烈に痛みが走り「きついな」といった感じであった。どのような試みも、リアクションは避けられない、最初はいつも痛みが出る。これは自然な反応である。ぼちぼちと自己流の緩和方法に取り入れて、しばらく続けてみたい。ちなみに、この本は、アマゾンの健康、腰痛分野で人気No.1 だそうだ。
 ではこちら
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