関東で言えば蕎麦に相当するものは、関西で言えば「うどん」ということになるのだろうが、東京で本格的な「讃岐うどん」を食べられるお店は、恐らく数軒しかない。いやいや、どうしても食べたかった時期があり、探し回わったあげく、やっとそれらしいうどん屋を探し当てた。もちろん間違いなく美味しい喉越しだが、しかし、それでも現地の「讃岐うどん」を髣髴とさせるまでには至らなかった。恐らく香川県に居たことのある人ならお分かりだと思う。それには、うどん、具材、つゆ、この3種が重要なカギを握っているし、そしてもう1つ、香川県の四季を通じて瀬戸内の温暖な気候と乾燥した空気にあるのかもしれない。
「讃岐うどん」という言葉は、既に美味しいうどんの代名詞になっているので、関東のうどん屋さんを苦しめるブランドである。そんな「讃岐うどん」の麺、具材、つゆ等の即席バリエーションをグリコ栄養食品㈱が発売している。この夏いくつか試してみて、納得できたのでぜひ紹介しておきたいと思ったのである。実はもっと早く紹介しておけばよかったのだが、入手した量が少なく、撮影前に「うーむ、もう一杯と言って、全部食べてしまった」というのが実情である。グリコ栄養食品㈱の商品は、関東ではどこでも入手できるわけではないので、多少不便さはあるものの、安価なので見つけたら買ってみてほしいと思うが、商品知識がないとどれを買えばよいか迷うに違いない。だから、今日のPDF写真を参考にしてほしい。
実は、このうどんの麺だけは、本場の香川県丸亀市の㈱宮武製麺所で製造したものをパックにしてある。ここが巧妙なところで、グリコとしては「コラボ」って言うかもしれないが、私に言わせれば「宮武製麺所のふんどしで相撲を取っている」と言った印象である。しかし、グリコの技術で、冷蔵庫内では1か月程度保存が可能で、温めるだけでいつでも本格的なうどんが仕上る。麺は、「普通のうどんと太うどん」というのがあり、讃岐うどん特有のもちっとしたコシを求める人は「太うどん」がお勧めである。これは、食感も喉越しも格別に良い。はっきり申し上げて、駅の近くや商店街にある「讃岐うどん」という看板だけが目立つお店より、間違いなく美味しい。関東に出て来て退屈している関西人は、この「恐るべし太うどん」を試してみること。
本日入手出来た商品としては、つゆは、「讃岐うどんのつゆ」、「讃岐風ぶっかけつゆ」、具入りの「肉汁つけ麺つゆ」、絡めて食べる「肉味噌(ジャージャー麺の素)」、具材として、「大判味付けあげ」、凄く大きい「特大味付けあげ」である。入手できなかったが、そのほかに、「関西風うどんつゆ」、「牛筋カレーうどんの素」、「えび天かす」等もあるらしい。グリコ栄養食品㈱のホームページにはないが、噂では「讃岐こし鍋うどん」というのもあるらしい。牛筋カレーうどんの素と讃岐こし鍋うどんを見つけたら是非また紹介する。グリコはカレーでも老舗本家の味を出しているからだ。
ではこちら
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