2012/02/21

素材のチカラで美味しい


  年初に瞬間美食というフリーズドライのカレーを紹介してから、どうもフリーズドライに興味をそそられる様になり、何度かスープ売場をチェックしてきた。それらは、カロリーが少ないというだけではない。今の時期は、お湯を沸かして部屋も体も温まれるし、夜は胃腸への負担も少ないし、珈琲や紅茶に少し飽きた気分だとか、朝を変えたいという潜在的な欲求もあるのだろう。そうやって、時折、あくまで自然に目先の変わったものが欲しくなるのである。おまけにスープだと、自分のアイデア次第で別の応用レシピが考えられる。

 そんなスープが備えた柔軟性と言うか、適応性の広さが1つの魅力に繋がっているのかもしれない。例えば、スープにご飯を加えて雑炊風にするとか、パスタやマカロニを加えてスープパスタにするとか、スライスチーズを浮かべてグラタン風にするとか、最初からそれを作ろうとすると、とても手に負えないものが僅かな手間を加えることで、簡単に出来上がるのである。さらに、加えるお湯の量を少なくして溶かすことによって、ソース代わりにもなるのである。それにしても、先ほどから簡単そうに「フリーズドライ製法」の優位性を語っているが、それ自体は、最後のプロセスであって、当たり前の事だが、元々は美味しいスープが出来上がっていなければならないのである。

  自分で言うのも憚かれるが、私もまじめな性格なのだろう、そんなスープを口にするたびに、最近は特にお味も良くできているし、売り場の棚を見ながら「こんなにたくさん種類を作るのは、たいへんだよな~」と思うのである。自分が若い時には、これほど手軽で美味しいものはなかった。それが今や、小安い価格で販売されているのである。もし、「今でも、寒さに震えお腹をすかせた子供たちが、どこかの大陸にいるならば、そこまで持っていけば、彼らを少しだけ喜ばせることが出来るかもしれない」のである。そうだとすると、自分は贅沢をしているのではないか、とも思えてくる。それもこれも、こんなに軽い商品だからこそ、そう実感してしまうのかもしれない。

  そうやって、フリーズドライ食品を口にする度に、時折、「フリーズドライ技術は、世界の食糧危機を救えるか」などと大袈裟な事を考えたりするわけだが、今日は美味しいラーメンの、味の逸品「チーズカレーラーメン」や「匠 鶏コクブラック」など、市場を席巻する商品を次々と投入している、「マルちゃん」の東洋水産㈱から、素材のチカラ・シリーズ「トマト、たまご、オニオン、まいたけ、野菜、もずく」 の6種類のスープの中からお気に入りを紹介したい。好みもあると思うが、特に印象が残る「南欧産トマトを使ったトマトスープと淡路島産玉葱を使ったオニオンスープ」の2種類を挙げた。カップの写真はオニオンスープである。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%211099&app=WordPdf

補足:味の逸品「チーズカレーラーメン」や「匠 鶏コクブラック」ラーメンは昨日発売である。