旬の食材を使うことで、季節感漂う「炊き込みご飯」ができる。そう、私の最近の興味は、炊き込みご飯に向いている。茸、魚類、貝類、海老、筍、などの具材と一緒に、白米とだし汁で炊き上げる。お釜に白米を入れて具材を乗せる、まさにその時、ふと疑問を持ってしまった。それは、カロリー量として見た場合、白米を使ったご飯単独と比べて違いはどうだろうか。具材と白米を加えたカロリー量になるので、当然、炊き込みご飯は、わずかに高カロリーに仕上がってしまうはずだ。ただし、それは、「お釜の中」の話で、それを茶碗に入れた場合の1膳は、白米のそれと比べて大きな違いはないとも考えられる。その根拠は、白米だけで食が進むわけでもなく、そこには何らかの「添え物とか、おかず」らしき副食が必要だからである。つまり、おおむね総量は同じではないだろうか。ただし、炊き込みご飯は、それ自体が美味しいので、白米より多めに食べてしまう傾向がある。その方がよっぽど危険かもしれない。
何が危険かよくわからないまま、それでも、新たな炊き込みご飯を試みようとしている。それも、とりあえず市販の「炊き込みご飯の素」を使って、できるだけ早く食べたいのである。今日は、「さんまの合わせだし仕立て」と「グリンピースとじゃこ」の炊き込みご飯の素を買ってきた。このK&Kの「炊き込みご飯の素」シリーズは、他にも、幾つかの種類が用意されていて「多彩な炊き込みご飯」が簡単に楽しめる。箱の中はプルアップの缶詰になっているので、炊飯前に投入するだけである。消費期限は、おおよそ2年先(製造年月日は不明だった)まで表記されている。中身の具材は別として、缶詰自体の寿命は3年程度なので、少々買い占めをしていても大丈夫だ。
この「さんまの合わせだし仕立て」と「グリンピースとじゃこ」共に、同じ手順で作ることができる。追加で用意するのは、もちろん水とお米だけである。説明書によると、1)お米2合を研ぎ、水を切って炊飯器に入れておく。2)「炊き込みご飯の素」を入れて具材を均等に並べる。3)水を2合炊きの目印まで追加して炊飯を開始する。と書かれている。しかし、このまま炊飯すると明らかにお米が硬すぎる状態で炊きあがる。少々硬いぐらいなら許せるが、かなり無理がある。この手順の場合、実は「炊き込みご飯の素」を入れる前に「お米にお水を吸わせておく」ことが必要なのである。私の場合は、1)のお米2合を研ぎ、「お米すれすれまで水を入れ」て、「1時間程度放置」をする。お米の透明な部分が白味を帯びてから、2)、3)と進める。これで、炊きあがりも、2日程度の保存も電子レンジで美味しく戻せる。
最初、箱に書かれた説明書通りにしたら、失敗してしまった。つまり、ご飯が固めに仕上がってしまったのだ。後で10分ぐらい蒸し器に掛けて膨らませたぐらいである。そこで、2回目は、上記のように手順に修正した。やっぱ、好きこそものの上手なれといわれるくらい、経験がものを言うのかもしれない。つまり経験上、具材投入前に、40~50分程度お米に水を吸わせておくと、炊きあがりが丁度好い案配になると予想した。特に出汁の多い時は尚更そう思える。特に、年配の方にとっては、説明書に記載された手順では、間違いなく仕上がりが硬すぎると思われるに違いない。その水の量さえ注意して作れば、とても美味しい炊き込みご飯ができる。「さんまの合わせだし仕立て」は、毎日でも戴けそうだ。「グリンピースとじゃこ」は、懐かしいお味に子供のころを思い出してしまった。じゃことの相性が良くて、とても美味しい。くれぐれも、食べすぎないように注意したい。
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