2008/09/08

オーディオマニア2

 人には、コンピュータでいうところの数値演算、インストラクションの実行を得意とする左脳と、画像処理などを専門にして瞬時に大量のデーターを都合よく処理する右脳がある。図形認識、音楽鑑賞など全体をすばやく把握できて楽しめる人は、右脳が優れている人が多いと言われている。一般的には、言葉を聴いて分析したり、思考したり、更に言葉を創造するのは、左脳の作業だと言われており、ほとんどのサラリーマンは左脳を酷使する。細かい数字を電卓でたたき今月の売り上げが足りない言い訳をするとか、あるいは、売れそうもない商品企画をプレゼンする人も、みんな、左脳ばかり酷使してやや加熱状態にある。頭を冷やせとはこのようなときに使われる。さらに、その売れそうもない商品企画で作り出した製品が、後々の売り上げ不足を引き起こすので、生産から販売まで、ほぼ、全員が左脳にダメージを受けている。

   そのような状況では、いずれ、その責任転嫁攻撃も始まる。向けられた批判的な言葉は、左脳内部で割り込みを発生させ、どうにも内部に居座り、それが障害となって何時までも処理が進まず、ついにハングしてしまうこともあるらしい。このようなケースが急増している。また、その病を持っていると、具体性はなくても同じような状況が想定できる場合、左脳は予測処理を実行してしまい、再びハングをしてしまう。困ったことだ。ならば、そのような状況下では、遊んでいる右脳に一部の処理を任せられる仕組みがあれば、左脳と右脳の両者が協調して負荷に強いシステムとなるのではないだろうか。 

   そのための右脳発達トレーニングは何がよいか、あるいは左脳と右脳の両者の協調動作する制御システムの考え方など、多くの医者や脳科学者が研究している。そこで、幾つか代表的なものを挙げてみた。1.ウオーキングや山登り、などの無心になれる運動をする。2.音楽を聴いたり、優れた絵画、映画などを楽しみ、情緒を深める。3.動物的な戦闘能力を高める事を心がける。4.人生観を明確にし、最終目標を鮮明にビジュアル的に描いてみる。などが挙げられている。1と2は、一般的に広く知られていることだが、3の、競争力、攻撃力は、右肩下がりになった会社では、既にその習慣が風化しており、呼び戻すのは難しい。4については、転職後のプランを明確にするようなもので、これは、売れる商品を企画するより難しい。 

 ということで、涼しくなったら1と2を心がけて、色々試してみる必要がある。今後は更に激化するであろう責任転嫁攻撃に対し、「社内耐誹謗中傷防衛システム」を強化しておいて欲しい。そのために、平素から、このような音楽を聴いてみたらどうだろうということで、1から4までの関連する要素を含んだ、幾つか音楽CDを紹介してみたい。段階に応じて聴く音楽も変えて、徐々に堅牢でバランスの良い頭脳制御を試みよう。

それは、まずこちら
http://www.nextftp.com/suyama/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%88/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%84%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%88CD.pdf