日差しが肌に痛いように突き刺し、紫外線が目に痛い。年々日差しの鋭さが増して来ているのか、皮膚が軟弱になったのか分からないが、この時期が一番紫外線が強いようで、午前中は目や肌にダメージが大きい。こんな時は、散歩やウォーキングも注意しないといけない。そこで、今日は、そんな紫外線に弱い人の散歩コースを写真で紹介する。勿論、神代植物園である。最近は、朝から夜遅くまで眩しい液晶ディスプレーを使う人が増えた。さらに、自宅でも更に眩しい液晶テレビを見て目の疲れは極限まで来ている。そんな液晶ディスプレーから目をそらす事が出来ない人は、「UVのめがね」をかける事をお勧めしたい。また、土曜日曜は、公園にでも出かけて緑の木々を満喫して欲しい。ただ、知っておいて欲しい事がある。
森や木々の生えている場所は、いい空気が充満していて、体に良いと思っている人がいるかもしれない。それには、条件があり前回も書いたが「午前10時頃」までであるということだ。木々の生命サイクルを考えてみると、毎年春が来ると新芽が出て若葉が枝一杯に広がり、光合成を活性化させる。これ自体は酸素を大量に放出し人の体にも良いはずである。一方、秋口には、それらの葉が枯れ始めて大地に落ち、いずれそれが土に戻り、再び栄養となって木々が吸い上げるという、循環システムであると一般的に考えられている。したがって、森が増えれば、多くの木々によって大量の二酸化炭素を吸収し、酸素を排出し温暖化防止に役立つと信じられている。ところが、秋口に葉が枯れて大地に落ちてから土に戻るには、バクテリアが時間をかけて分解をしなければならない。そのバクテリアは二酸化炭素をはじめ多くのガスを発生させているのである。最近の研究では、その量は、森の中で数年間調べてみると、木々が二酸化炭素を吸収する量とバクテリアが発生させている二酸化炭素やガスの量がほぼ等しい事が分かってきた。つまり、その森の中でガス交換が行われているに過ぎなかったのである。特に、数十年も森だった場所は、バクテリアの活動も活発で逆転する場合も多いという。
早朝から10時ぐらいまでは、バクテリアの活動も小さい割には、木々の活動の方が大きいので、酸素も残り、我々の体への有効な成分も多いが、それ以降は、逆転するというのである。何となく幼い頃遊んだ森の中の実体験に基づく、むせ返るような息苦しさを思い出し、納得できるような気もしてきた。
今日の写真は、そのような場所である。こんな場所を多くの人は、「いい空気で、涼しくて、とっても気持ちがいいと言いながら歩いている」。このようなバクテリアの活動やガス交換のプロセスを知る前なら、何とも気持ちの良さそうで、涼しげな場所に見えるかもしれないが、それを知った後で眺めると、何処となくガスっているように見えてくるのは、気のせいだろうか。
ではこちら、モニター画面の明るさを調整してほしい。通常が30なら、このデジタルカメラシリーズは50ぐらいが適正。
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