姓名判断とか、干支の本とか、血液型の本は、時たま「ええ、やっぱり?」と妙に納得してしまう事がある。1つでも自分に当てはまる内容の記述があると、家族や友人を当てはめてみたりして、「そうかーぁ」とか「そうそう」とか言いながら読んでしまうこともある。鵜呑みにすることはないが、時として都合の良い解釈をして、その人をイメージ付けるというか、それで自分を納得させてしまうこともある。
血液型の本で「B型は乳製品を好む」と書いてあった。「確かにそうだ!」と思ったのである。今まで、何故か食欲が無かったり、体調の優れない時は、ヨーグルト、バター、チーズなどの乳製品を食べると、じわーっと改善されるような気になり、また、そんな習性があることに気づいていたのである。もっとも、何故そうなのかは、皆目見当が付かなかった。それは、幼い時からだと思う。江原さん流に言うと、オーラがミルク色で、前世が牛飼いであったと言われるかもしれないが、それなら、前世の記憶と言うことで納得もしたいが、自分では、さほど楽観的ではない。実は、乳製品の中でもコンデンスミルクをことのほか好きである。紅茶、珈琲はもとより、食パンにまでコンデンスミルクOKである。最も、最近は節度ある大人を装っているので、家族の前でもそんな事をすることは無いが、紅茶、珈琲は必ずコンデンスミルクが無いと駄目なのである。
少し話がそれてしまうが、かなり昔、実家で母と地下の倉庫を掃除している最中のことである。「あの、戦時中の頃はねぇ、食べ物が少のうなって、いよいよのうなったときに、私の実家からここへお米を送りょうたんよ、・・・・じゃのに、あんたあ、ここの家には、缶詰やらなやら保存食は一杯あったんよ、わたしゃあ、この地下に入って、びっくりしたわいね」 と、ほうきの先を縦に動かしながら、その時の驚きを再現している。「ほいでねえ、珍しいコンデンスミルクの缶も山ほどあったけーねぇ」、ええっ、何で俺の好物が、「なんでや」と思い、「どして、そがいなもんが」と聞くと、「お祖父さんが紅茶に入れるのが好きで、海軍工廠の人達が盆暮れに持ってくるゆうてようちゃった」。それを聞いて愕然としたのである。
なんだ、そういう好みは、ひょっとして単なる遺伝かもしれないのである。もっとも、父は、そのような気配は無かったので、一つ飛んだ遺伝のようである。調べれば、案外もっと共通点が見つかるかもしれない。ここで、へーなんて他人事のように思ってはいけない、あなたも同じはずだ。自分の好みというか、こよなく愛する物はいったい何処から来たのか、ルーツを探ることで新たな発見があるかもしれないのである。・・・そうか、祖父ちゃんも好きだったのか、あるいは、祖母ちゃんが好きだったのか、そしたら血液型はこうだとか、さらに愛着が湧くかもしれないのである。そうやって威張って家族の前で、堂々と好きな物を食べられるようになるのである。
と言う言い訳と不動の根拠を持って、乳製品はきっと自分の体に合っているのだと確信したのである。それからは、乳製品が並んだマーケットの冷蔵容器を観ると、興味が湧くようになったのである。 今日は、そんな乳製品の中から、新製品のヨーグルトを紹介しておこう。この会社のバターもチーズも大変上品で美味しいので、期待は高いと思う。もちろん、実際にこのヨーグルトは格別に美味しい。ただ、ちょっと今の市場環境には、どうしてもそぐわない部分がある。それは「価格/用量」である。したがって、生まれながらに乳製品にうるさい、違いの分かる「B型専用」と考えていただいてよい。
ではこちら
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