先月、ウォーキングの話を3回連載したが、意外にも多くの人の目に触れたようだ。何らかの動機付けになると嬉しい。ただ、ちょっと書き残した事が気にかかっていた。それは、インフルエンザ流行の折、体温の話のところで、1.人それぞれ違うこと、2.その日の中で変化すること、そして、3.日本人の平均体温 等を言及できなかったことだ。その前提となる体温の測定方法に関しては、取説説明書に正確に記述されているのでそれに従うとしても、変化を捉えるためには、一日中一定間隔で計測しなければならない。そこで、「体温計のメーカーのHP」を見ながら計測概念を知り、自分でも確認してみることにした。また、そこで、過去の自分の計測方法に問題があった事も知った。
朝起きてすぐ(6:30)は、36.28℃程度で、1時間ぐらいで急激に体温は36.50℃まで上がってくる。その後は徐々に上昇し正午には、36.64℃ぐらいになる。午後も徐々に上がり、ピークは夕刻8時頃で36.82℃となった。日本人平均では、最高値は夕方6時頃らしいが、2時間ぐらい自分の体内時計が狂っている可能性が考えられる。もっとも狂っているのは体内時計だけではないが、それ以降の時間は、逆に下がり始める。そして、就寝する1時頃は36.38℃程度になる(全て3日間外出なしでの平均値で、運動、入浴なしで飲食時30分後に口内計測)。日本人の平均体温は、36.89℃±0.34℃とされているので、それに対しやや低いことがわかる。これは年齢によるものと思われる(50歳以上加齢と共に下がる)。体温変化の中でも、一般的に夕方の最高値の体温は、微熱が加わると内臓に炎症、ウイルス感染などが考えられるらしいし、一方で、体温が1℃下がると免疫力が36%も下がると言われているので、むしろ高めが良い。その適正範囲は、割合にクリティカルといえる。
したがって、午後、夕方6~8時頃のピークの2回チェックしておくと良さそうだ。ただ、現実面で外出後の体温はまるで当てにならないところが難しい。そして、体温の個人差を考えると、微熱・高熱は、自己管理(平均体温/時刻)するしかない。風邪等で病院へ行くときは、平熱を把握しておくと症状を訴えやすい。また、朝食は、しっかり食べると温度は上がりやすく、夕食はたくさん食べても、短期的には上昇するが、あくまでも下がろうとする。体内時計は、早起きして太陽の光を浴びることを繰り返すことで徐々に修正されるらしい。以上が、体温に関する補足である。
さて、それでは今日の本題に入ることにする。ウォーキング時には、誰でも水またはスポーツドリンクが必要になる筈だが、既に市場には様々なドリンクがあり、その効能についても色々説明されている。その能書きから、一番自分の体に適した物を選ぶとか、毎回気分で変えたりするわけだが、ドリンクを自作している人もいるようで、市販のもので個人的思想や体調に合わせるのは難しそうだ。
健康の為にスポーツをしている人は、このようなスポーツドリンクに特に敏感で、日々それが話題であったりする。自分としても、今回、このBCAA2倍増量(2000mg→4000mg)の変化を見逃すことは出来なかった。きっと、大塚製薬のことだから、何か訳があるに違いない。そのままだと他社の能書きに負けたとか、目に見える効果が不足していた。ゆえに売り上げが伸びなかったなど、心配している。と言いながら自分は、飲みやすい「明治のVAAM(以下バーム)」を手にしている事が多い。そこで、少しの間アミノバリューを試してみることにした。
ただ、今更この歳で過激な運動を連続で何時間もするわけではないので、全て軽い運動程度という前提になるが、それを意識しながらも事前にバームと同じ様に、まず、運動前にアミノバリューを250ml程度を飲み、1時間後に再び250mlを飲むという手順で評価を進めた。しかし、残念ながら、ウォーキングではバームを越える効果を実感することは出来なかった。たかだか12km程度の歩行では、効果が無いのかもしれない、と思ってしまったのである。「うーむ、俺は飲みやすいバームによって体質を変えられてしまったのか」とも考えられる。もちろん、翌朝も違いが分からなかった。
そんな折、カメラ(約2.6kg)を右肩から提げて、左手に三脚(2.8kg)を持って、背中に小物を入れたショルダーを背負い、2時間ぐらい歩き回った時である。だいたい、たまにしかそんなことはしないので、翌日、翌々日は腕が痛くて往生する。人との会話中でさえ事あるごとに腕を揉み解す。仕事にも集中できないし、下手をすると1週間ぐらい痛んでしまうことすらあるのだが、アミノバリューは、翌日も翌々日もいい感じの流れを作ってくれた。翌日、この腕の筋肉の感じがぜんぜん違って、凄く楽なのである。これには効いてる実感が得られた。しかも、体全体も割合元気が漲っているのである。これによって、平素使わない筋肉を使うときにこそ効果があるのではないかと推測したのである。そして、更に欲が出て、「もっとBCAA 濃いタイプ」は無いのかと思うほどだ。
確かに、今はウォーキングするのに楽な季節であるが、ウォーキングといっても膝下の足だけで歩いている人、たまにしかウォーキングしない人には効果があるかもしれない。その他、休日しか写真撮影しないという多くの愛好家、日曜大工の好きな方、まれに展示会の説明員をする人、など、知らず知らずのうちに筋肉を使う場合、アミノバリューは効果を期待できると思える。
使い方として、事前に飲む、さらに中間で飲むことで、BCAAのお陰で後々の筋肉の疲れを意識しない結果をもたらす訳だが、そんな一夜漬のような使い方だけではなく、平素から少しづつ飲んでおくと、これまた効果は大きい事がわかってきた。まったく体の軽さが違う。
平素からあまり駆使しないが、頭も筋肉だと言う人も是非試してみてほしい。 飲んだ日からよく動くようになるかもしれない。
ではこちら
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