東北の震災で、牛乳、ヨーグルト、チーズ、その他乳製品が極端に減っていたが、少しづつ回復しきたようにも見える。しかし、まだ十分ではない。今は、何らかの代替機能が働いているにすぎないと思えるからである。そんな現象1つ眺めても、やはり震災の影響はその後も日々広がり、細部にまで浸透していったのではないだろうか。復興、復興と声を大きくしても、お金がなければ何も進まないし、遅れれば遅れるほど傷口は広がるのである。この農業分野も、政府が出来るだけ早く手を差しのべて、復興が進むことを期待したい。
と、偉そうで杓子定規なことを申し上げても詮方なきことだが、乳製品を好むDNAが組込れた全国の血液型B型の我々は、細胞レベルでそう願っているに違いない。半年ぐらい調子が悪いB型の人は、きっと、今日紹介するチェダーチーズが不足していたのかもしれない。ハンバーガーやハンバーグの上に乗せて溶かすチーズの元祖が、KRAFT 社のチェダーチーズである。マクドナルドのチーズバーガー等に挟んであるのも、その類似製品である。これは、一般のプロセスチーズに比べて深いコクがあり味わい深い。少し赤みがかっているのは着色で、それも手伝って美味しそうに見える。薄くスライスされ1枚づつ丁寧に包装されている製法は、KRAFT社の特許である。
KRAFT社の乳製品は、日本国内では森永製菓が販売を一手に握っている。チーズは裁断が面倒なので、通常の棒状チーズでは、最近「切れてるチーズ」が売り上げを伸ばしている。それもこれも、棒状チーズは、料理の一部に組込れることが多い。適当な大きさに裁断してパスタやサラダに使われることもある。一方、料理の仕上げに使われるのがスライスチーズである。肉料理や野菜料理の素材の美味しさに、深い味わいを引き出す時に使われる。さらに、単品で食べる習慣のある人たちは、雪印の円形6分割のアルミホイル包装のプロセスチーズの印象が長く残っているようで、お酒のおつまみには定番と言えよう。いずれの使い方も今までの習慣の上に成り立っている。とりわけチーズ好きの人たちには、製法や熟成度、あるいは材料の違い、青カビや白カビなどによる味の違いを楽しむことに注意が注がれる。
さて、今日は大量のKRAFTチーズを見つけたので買ってきた。10 度以下の要冷蔵ではあるが、チーズは保存食としても活用できるぐらい、長期保存が可能な食品である。これから寒くなるとアルミホイルで包装された製品は、冷蔵庫でなくても冷たい場所に置いて保存できる。乳製品依存症のB型のみならず、震災に備えて常に冷蔵庫に適量保存しておくことをお勧めしたい。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%211029&app=WordPdf
補足:大まかに分類すると、熟成させないモッツアレラ・チーズ(PDF写真中央)、白カビのカマンベール(PDF写真右)、やや固目になるチェダーチーズ(PDF写真左)。そのほかに青カビのゴルゴンゾーラも美味しい。