2012/04/10
野川の桜を撮る
週に2回も「甘い物」を扱っていると、それにしか興味がないかと思われるので、時たま調布市の見どころを載せたいと思っている。しかし、5年目にもなると、既に出し尽くした感もあり、自分の気持ちの上ではとっくに飽きている。しかも、ローカルな話題なのに、全く同じような写真を毎年同じ時期に載せるのも、いかがなものかと考えるわけである。しかし、大概のところは、撮影してあると自信を覘かせてみても、写真好きの人からは、もっといい場所があるのではないかと言われることもある。確かに、そのような拘りと言うか執念にも似た視点は希薄だった。撮ってあるよん~では駄目なのかもしれない。
そういう反省を踏まえ、今日は桜でお茶を濁そうと思う。日曜日のお昼過ぎから、いそいそと野川沿いに出て、桜並木の方角に向かって歩く年配の人達やら、子供づれ夫婦らの列に加わる。思った以上に人の列は長く続いていた。昨年は、東日本の震災の影響で自粛ムードが広がり、川沿いは人出もまばらで、全体的に殺風景だったような気がする。ところが今年は、一転し河川敷でバーべキューをしたり、カラオケで騒いでみたりと、すっかり楽しそうな雰囲気が戻ってきた。久々に、屈託のない笑顔と楽しそうな人の姿を見たような気がする。それにしても、どこから湧き出てくるのだろうか、年配の人が多い。
調布のお薦めコースは、京王線調布駅から、まずバスで神代植物公園へ直行し、正門から入場し一通り散策して、東門から退場する。そこから僅か数十メートルで深大寺へ降りる、深大寺と言えば蕎麦、蕎麦と言えば門前の粗引き蕎麦。蕎麦を食べたら、おみくじを引き、結果によって楽しみ方を変える。何といっても末吉以上なら腹ごなしに深大寺温泉へ入浴する。一汗かいたら、野川に出て甲州街道まで夜桜を眺める。そして、もう少し足を延ばして京王線国領駅へ出るというのが一番楽しいコースになる。末吉以下の場合は、運を使い果たさないように、そそくさと深大寺バス停前から調布駅行きに乗って帰り、日を改める。
今日のPDFは、その深大寺からの調布に抜ける道が野川と交差するあたりから、甲州街道と交差するまでの650mほど続く桜並木で、撮影したショットは、調布市 八雲台2丁目近辺になる。ここは、人通りが比較的少なくカメラを構えやすいが、望遠系レンズが必要なので敬遠されがちである。桜の撮影でわずらわしいのが、僅かな風で花をつけた枝が、いつまでも振動のように動き回り、静止しにくいところで、ならば高速シャッターを使いたいが、それぞれの枝の間隔とか奥行きもあることから、F5.6~8 程度の被写界深度も必要になる。出来れば、この時期は撮影に風のない日やあるいは時間帯を選びたい。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%211127&app=WordPdf
補足:神代植物園の夜桜はこちら2010年4月10日の再掲になる。こちらは、EF17-35mm F2.8L にて撮影。
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%21595&app=WordPdf