2012/07/17
大豆を栽培するキット2
前回(6日)紹介した大豆栽培キット作戦の続き。さて、手順書に従って作業を進めると、予定より早く、既に4日目には芽が出て、「さすがにキットだけの事はある」と感心させられた。平日は、ついつい目を離してしまうが、その間にも、すくすくと伸びているので気持ちがよい。考えられる要素としては、大豆の種の品種が優れている、土壌の成分が研究しつくされているなど、前もって知識の持ち合わせない人も含めた、誰がこのキットを育てようと、「説明書以上の成長が期待できる」ように検討されていることが分かる。
おまけに、説明書は記述も簡潔で丁寧にまとめられていて、多くの品種に携わってきた専門筋による商品化だと推察される。確かに、あらかじめどのように検討しつくしても、実際に現物を植えてみないと分からないし、1つでも不十分な要素があれば、良い結果には結びつかない。そういう中で、商品化するのは、かなりノウハウを積んでいると思われる。それを推し進めて考えると、日常的にこのような野菜を育て、形の良いものだけを出荷するなど、農業に携わる人たちの苦労が垣間見れるというものである。その様な事からしても、これは子供たちにとって優れた教材となっている。
絶賛はこのくらいにして、前回、説明書にこんなことが書いてあると紹介した。「発芽後の1週間で葉が増えたら、1本は根元からハサミで切って間引きしておくのがよい」とあるのだが、これもリスク回避の1つと考えることはできるが、この鉢の中では3本とも元気に育っているので、最後まで躊躇し、結局、1本だけ鉢を分けて植え直すことにした。気持ちを込めて送り出している生産者の事を考えると、そうやすやすと切り取る訳にはいかないのである。これで気分は晴れ々として安心である。
そうすると、培養土が不足するので、買い求めて追加する。キット付属の培養土は、いくつかの種類の土が混ぜてあり、最適化されている。勿論、そんなバランスの良い土は、そう簡単には入手できないが、通気性がよく、保湿性に優れた鹿沼土(かぬまつち)を別に買い求め、一般的な培養土と混合することにした。培養土は、袋から取り出した状態で新聞紙に広げ、1日太陽光に当てる事にしている。培養土が触れないぐらい高い温度になると、殺菌効果もあるし、幼虫の卵などが入っていても、死滅すると考えられるからである。そして、最後に鉢に投入する時点で、鹿沼土と混合することにする。
ということで、今日は、現在の生育状態を見ていただく。植えたのは6日で、今日の写真は16日、つまり10日後の状態である。写真は下から上に経過を示す。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%211164&app=WordPdf