先月、蕎麦の取材に来た時よりも秋も深まり、空気も冷えてきた。紅葉の境界線がいよいよ深大寺にまで広がってきた様である。深大寺は、たくさん写真を撮って来たので、自分では少々飽き気味ではあるが、この紅葉の深大寺を撮影した記憶は1回しかない。この時期は訪れる人が多いので、「おちおち撮影なんかしていられない」と懲りたのだろう。そんな経験から、今回は比較的混まない時期に、しかも空気が冷え込んだ夕方を狙って、さらに人の気配が少なくなるギリギリの時間帯にやってきた。それでも本堂あたりは、まだポツポツ立話をする年配の奥様方、犬の散歩をする方、若い二人連れなどが消えることはない。
写真好きの方々は、この時期は、雄大な紅葉を目指して、遠い山岳地帯までお出かけになるのではないかと思うが、デジカメやスマホカメラの撮影練習は近くが良い。そんな撮影スポットとして、深大寺の「こじんまりとした庭園」はお手軽でお薦めである。見本として、この下の3枚の写真を撮ってみた。門前から右側へ道を「雀のお宿」方面へ向かって移動しながら撮影したもの。
撮影してみた感じではまだ早く、2~3週間ぐらい後の方が紅葉が進んで、撮影に向いた色彩になると思う。写真を撮りに来たついでと、時間つぶしに十割蕎麦でも召し上がってほしいが、まず本堂では、手を合わせて「撮影にトラブルや事故がないこと」をお願いしておきたい。ついでに、帰り際の楽しみに「おみくじ」もひいておこう。平素から信心を怠らないので、おみくじは、今回も「金銭其他万事心任の大吉」であった。しかし、「うーむ!ちょっと複雑」である。ひょっとしたら、末吉、中吉、大吉の3種類しか用意されてないかもしれない。そんな筈はないが、たとえそうでも、それなりに気分は良好だ。
深大寺境内を回り、元三大師堂から左の坂道を開山堂へ上がり、下りは延命地蔵を通って深沙大王堂へ抜けてみる。境内の木々よりも、周囲を囲む木々は早く色づいている。主な撮影スポットを挙げてみると、山門の周囲から、本堂と元三大師堂の間にある「五大尊池」あたり、「釈迦堂の隣にある池」の周囲、「開山堂」の周辺、「深沙大王堂」周囲、「亀島弁財天池」周囲など、水周りと組み合わせると深大寺を象徴した写真になると思う。
今日のPDFには、「釈迦堂の隣にある池の周囲」を元三大師堂へ上がったところから撮影した写真。背景には木々の色彩が絡み合い、手前は水面が写る場所を選んでみた。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%211219&app=WordPdf