白い犬がちょろちょろ動き回るCMがある。AUかドコモか知らないが、区別が付かないくらい騒がしい。しかも、その制作費も放映料も、通話料に上乗せされていて電話代の一部になっていると思うと、どこか嫌悪感さえ覚える。そんな、これ見よがしなCMが多い時代に、画面を眺めながらも、しばらくは全く気が付かず、何度か見ているうちに、これ何のCM?と、ちょっとだけ興味を持つようになる。これが本来のあるべきCMの姿なのかもしれない。そのCMの爽やかな、ちょっと冷たいくらいの印象が残る「イオンウォータ」とは何だろう。そんな、知らず知らずのうちに人の心を引き付ける魅力は何処にあるのだろうか。そこには、一種の潜在的な健康志向であったり、みずみずしい若さ溢れる体を護りたい気持ちであったり、本来、人が備えている本能にも似た願望が、自然にそのCMを魅力的に見せているのである。
そういった自ら発する気持ちは、お店での購買意欲をそそる要素にもなる。それは、「イオン」と言う言葉に差別化要素が隠されているからだ。そのイオンとは、電荷を帯びた特殊な作用を持つ原子という、難解なれど純粋で優しい性質を思わせる。つまり、自然な形で体に染込んで行くことが、とても印象が良いのである。「厚生労働省の認定 特定保険用食品」などいう、ちょっと「うさん臭い響き」とは明らかに異なるわけで、冷蔵庫を開けて手に取る時は、レベルの違う「ハイセンスな水分で構成されたボディー」を期待しているといっても過言ではない。つまり、「イオンウォータ」とは、長い実績のポカリスエットをさらに浄化したイメージのネーミングになっているのである。勿論、イオンという言葉からプラズマなどを連想できれば、更に底知れないパワーを感じるかもしれない。
ポカリスエットは、実に33年もの長い期間地道に 「信頼できる清涼飲料水」としての実績を固ためてきた。我々の世代に限らず、人生を共に歩んできたと言う人も少なくない筈だ。さらに、多くの先輩方も、このポカリスエットによって崩れかけた体調を戻すのに役立っていることを知っている。それは、体内の水分量をすばやく適正に戻す機能が優れているからに他ならないが、それが、「人の体にとって凄く重要な機能」であるということも、時間をかけて教えてくれたのである。そして、今、再び6年という長い研究期間と試行錯誤を繰り返し、時代の変化に追従する新たなイオンウォータとして登場したのである。
従来のポカリスエットとは、電解質濃度に数値的な大きな違いはないが、イオンウォータの方は、甘さがずっと抑えられて「すっきりしたのど越しに」変化を遂げている。これによって、飲みやすくなったと感じる人も少なくないはずだ。まさに、「現代の若者が好む清涼感を追求した」印象を受ける。また、それほど冷やさなくても飲み易いのも快適だ。我々のような古い世代は、運動した後は、もう少し甘い方が飲み易いかとも思うが、そういう人は、従来のポカリスエットを選択すればよい。また、2種あれば使い分けも可能である。PDFの写真に並べて比較しているように、ラベルの裏からの反射で内部が分かりにくいが、イオンウォータの方が従来のポカリスエットよりわずかに白濁感が減少している。
ではこちら
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