一昨年頃だったか、テレビを見ながら、桑田桂祐くんも使っているならと、いつかは使ってみたいと思っていた。誰でも少なからず自分に関係あるCMには敏感に反応する。ウル・オスのCMもその範疇に入っていた。それは何故か?1つは、大塚製薬だからである。もう1つは、気付きにくい自ら発する臭と係わり合いがあるからだ。誰でも異臭を振りまいていないか気になるのである。それもこれも、知らず知らずの間に、世の中は進化し、おっさんの臭いにまでクレームをつけるようになったからである。例えば、我々の中学・高校時代は、殴られたり蹴られたりすることは無かったにしても、すぐ「はい、トラック5周!」とか言われて、「えー、先生まじすか~」なんて体罰も当たり前で、炎天下の練習での日焼け止めでさえ「男がそがいなもん、せんでもええわい」と言われたものである。しかし、今は違う。専門筋の情報によると「紫外線も強くなって、皮膚癌になりやすい環境」とか発表されているし、たとえ古い男性であっても、今は、少々気になる人が増えている。
私が直面している課題は、今まで気にも留めていなかったのだが、冬場に足の皮膚が乾燥してヒリヒリすることだ。皮膚の表面を近づいてみると、粉を噴いて痒くなっている。そういうときに、クリームではなく清涼感のあるサラッとしたもので拭きたいと思うことがある。乾燥を抑えるからといって、ベトベトしすぎるのも好ではないし、臭いも好き嫌いがあるので、市販ではなかなか良い物が見当たらない。少しだけ薫って気分が爽快になり、痒い皮膚が消炎して、塗ってよかったと心が満たされるようなものが欲しいのである。男のメンテナンス系の商品は、お店に行ってサンプルくださいとも言いにくい環境にある。だからこそ、CMが気になり、薬局で扱われている商品でシンプルな名称と洗練されて分かりやすいデザインが好まれ、そしてよく知っているメーカーが信頼されるのである。
今日紹介する商品は、肌をUL・OS 潤す、男性用のUL・オス、大塚製薬㈱の製品となっている。
どれも全くもって申し分ない仕様である。商品のコンセプトは機能別に用意されている。それらは、1.薬用スカルプシャンプー:→スカルプとは、人の頭皮を指し、薬用の頭皮専門のシャンプーである。2.薬用スキンウォッシュ:→こちらは全身を洗浄する洗剤である。もちろんこれでも頭を洗っても差し支えはない。よほど頭皮を痛めやすい人でなければ、こちら1本でいけそうだ。これら2つの商品は、薬用とは記載されているが、あくまで体に穏やかで優しい効能の「医薬部外品」扱いであることが強調されている。次に 3.スキンミルク:→肌にすーっと浸透してべと付かず、潤いが残る全身用乳液。これが乾燥した皮膚には良い。そして最後に、赤外線をカットする 4.毎日の紫外線対策として:→日焼け止めが用意されている。これからの季節には有効な商品といえそうだ。
既に使い始めて1ヶ月以上過ぎて、好感の持てる商品と実感しているわけだが、特に薬用スカルプシャンプーを使ったときのことである。おっと、この薫りはどこかで嗅いだ事があると思った。大昔のことになるが、「幼い頃、理髪店で使っていたシャンプーと同じ薫りだ」と思ったのである。何だか懐かしい。広島だったか、呉だったか、はっきり覚えてはいないけれど、小学校へ行く頃で、理髪店へは、父と一緒によく出かけた。父は理髪店でよく私を紹介するのに「うちのぼうずですわ」と話し、幼い私は、理髪店でそんな「危ない紹介の言葉」はないよなと、いつもひやひやしていた。その時の薫りである。ああ~懐かしい。嬉しいような、切ないような気分が通り過ぎていったのである。
薬用スキンウォッシュは、比較検討してみた。まず、薬用スキンウォッシュを使った後、バスタオルで体を拭く、タオルはそのまま脱衣所に干す。翌日は従来の洗剤を使って同じ事をする。どちらもウォーキング後のシャワーである。2日後2つのタオルから放たれる臭いの違いを調べる。結果、薬用スキンウォッシュの方がはるかに清潔な感じを受けた。従来の洗剤の名称は公表できないが割りとポピュラーな商品である。これでは、落とせていない汚れや汗があったのかもしれないが、1日ハンデをつけていたのに「薬用スキンウォッシュ」の効果に感心した。これならお勧めできると思える。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%211263&app=WordPdf
補足:ぼうず→てれを隠しながら、自分の子供で男の子である事を示唆した呼びかけかた。今は使われる事が少ないが、「おい、ぼうず」などと、男の子を呼ぶときに使われる事がある。