2013/06/14

3種類の使い方が出来るバッグ

  三浦雄一郎さんのエレベスト登頂成功の快挙が刺激となって、年配の人たちが俄然元気を取り戻そうとしている。スーパーやデパートのバッグ売り場には、年配の人たちが色々と小道具を入れて背負えるようなバックパックを買い求めている様子を見かける。なぜそんな場所へ?と思われるかもしれないが、恥ずかしながら、まったく同じ理由である。手前の場合は、水を入れたタンクをデイバックに積んで歩いていたのだが、内部がこすれて駄目にしてしまい、新しいのを購入する目的で、この場に居合わせているのである。やはり、三浦さんの影響なのかナイキやアディダスなどスポーツメーカーの製品を手にしている人が多い。

  緊急を要しているわけでもなく、どこか出掛けたらついでにデパートの中を探してみると言った具合で、面白いものがあったら買ってこようと、気楽な気持ちで探していたのである。しかも、ほぼ同じ目的の人がどの様なバッグを買い求めているのかも、興味があったというのが本音である。まだ、大きいタイプの物なら未使用が3種あるが、それだと、2デイバッグあるいは3デイバッグで、近所歩きのような場合は、少々大袈裟な印象があって好ましくない。まして、草むらにボーンと投げ出すような乱暴な使い方には不向きである。中身は所詮、「水のタンクしか入れないし、惜し気の無い価格、さらに、水洗いが簡単に出来るのがいい」と虫のいい考えで背負うバックパックを探していたのである。

  そんな中、行く場所々で、年配の人を多く見かけたのである。ひときわ、大き目のバッグを背負ってみては、按配というか背負い心地を確認しているようだ。きっと、私のような使い方というより、2~3日山歩きでもする出で立ちを目指しているようだ。そんな姿が目についてしまった。初めてなのか、ご主人の背負い方まで奥様が「姿勢とか、背負い方、歩き方」まで指南されている姿を見ると、まだまだ、修行が足りないように推察することもある。横から眺めると、遠出をする前に、まずそのおなかを何とかした方が良い、と思う姿も見受けられる。「安定感があるので、前後のバランスが丁度いい」と言ってしまえばそれまでだが、もしかしたら、そのおなかを凹ませるために、バックパックを買うのかもしれない。

  案外身近なお店で、しかも売り場の片隅で、想定していた物とは大きく異なるそれを眺めながら、自分の価値観を徐々に捻じ曲げながら、都合よい商品だと強引に自分を納得させていたのである。価格も990円と手ごろだし、使わない時は小さく畳めておけ、荷物が大きい時には背負ったり手提げにしたり、という優れものである。これだと、水を背負って歩く感覚にぴったりである。特に、背中には大量の汗をかくために、すぐに洗濯できるし、また、汚れにくそうに思える。色々使い方もあるようで、例えば、弁当を持って日帰りで出かける時に、帰りは、手土産を入れた手提げになるのである。必要が無くなれば捨ててきても惜しくも無い価格である。説明書には、ラップトップパソコンを入れる手提げとしても使えると書いてある。小安いので2個買ってしまった。なかなかよく考えられた商品なので紹介しておきたい。
ではこちら
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