2013/06/07

ドリップ工房MAXIM

  気温も上がり夏日が続くと、やはりアイスコーヒーが欲しくなり、何とかしなくてはと考えているわけだが、やっぱり、思い出すのは水出し珈琲である。以前も紹介したのだが「KEY COFFEEの香味まろやか水出し珈琲」は、かなり美味しいという印象が残っている。さすがに、水出しと言っているし、かといって本来の姿ではないが、珈琲の粉を浸透性の高いフィルターにパックした形で販売されている。一晩冷蔵庫でじっくり抽出という時代から、最近は早いもので4時間で抽出となっているが、「美味しい水」も用意しないといけないので結構手間もかかる。手前の研究によると、「KEY COFFEEの香味まろやか水出し珈琲」の以前の8時間タイプと「KIRINのアルカリイオンの水」の組み合わせがベストであった。

  最近は、「アルカリイオン水と水出し珈琲」の両者の調達が面倒と感じるので、何かすぐに冷やして飲めるものを探そうと思って、時々試しに新製品を買ってくる。しかし、UCCはUCCの味がするように、どういうわけかメーカーの独自の香味を強く感じてしまうのである。それが一種の差別化というならば、仕方なく「うーむ残念」に思い、首を傾げながらパスするだけだが、もっとストレートに珈琲の味が前に出てくるものがあれば、それでも簡単な方が良いと考えていて、それが欲しいのである。いや、それではかなり贅沢な商品になるかもしれないので、せめて香味を抑えたものが欲しいと考えているのである。そんな気分で今日は試しに「ドリップ工房」というMAXIMの商品を買ってきた。

  ドリップと言う文字が記載されてあるので、ホットで珈琲を抽出したのかと思いきや、アイスコーヒーという表記もある、白を基調にして必要な文字と、珈琲カップだけデザインされた、ここでもホットを意識してあるようだ。そして、明らかに業務用を印象付けるシンプルなパッケージである。「赤のみ、あるいは緑のみの印刷で、順に微糖と無糖の2種類」となっている。味は、多少MAXIMの香りが残るものの、そこそこの珈琲の自然さが出てきているようだ。「KEY COFFEEの香味まろやか水出し珈琲」と比較すると、多少「味の素ゼネラルフーズ」を思い出させるが、ガムシロップや乳製品と組み合わせると、意外に気にならなくなり「美味しいと思える」。つまり、微妙な香味の作りと言えよう。 

  これは、恐らく「香りの高いドリップ珈琲とエスプレッソを合わせる」ことで、より自然で豊かな香りと深いコクを実現したことによるようだ。パッケージが示しているように、珈琲専門店向けと、勘違いをするぐらい虚飾を廃するデザインで、かつての昭和の喫茶店で出されるような味に収まっていて好感が持てるし、水を用意する手間要らずで日常的には圧倒的に使いやすいと思える。購入後、結局2種類6本飲んでしまったぐらいなので、かなりのマニアックな人でも、そこそこ納得してもらえると思う。
ではこちら
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