2013/09/13

ウォーキング 6

   「一葉知秋」といった日が既に続いている。誰でも「枯れた葉」を見て、わが身の老化を意識するのかもしれない。少し筋肉や筋を伸ばす気力が戻ってきたようだ。人々は、様々な格好をして川縁を歩いたり、走ったりしている。自転車に乗る人も増えているし、電動車椅子の人も繰り出して来る。人出が多いのは楽しいが、そういう時こそ道路マナーはしっかり守りたいものだ。10~15年前に比べて、自転車や乗用車のマナーが極端に悪くなっているからだ。また、乗用車、軽トラックなどは、運転者はこのくらい近づいても、歩行者の方が避けるだろうと予測して、速度を落とさなかったりするので、歩行者は常に気を許せない。私も、危うく「小田急バス」に潰されそうになったことがある。死亡事故発生箇所は、意外にも多いのだ。そんな事故の予測を踏まえて、事前に対策を考えてコースを選んだ方がよい。

  昔の人は、体を鍛えるには、ある限界まで苦しい思いをすることがよいと考えていた。今でも、辛い思いをすればするほど筋肉がついたり、精神力が養われると考え、炎天下でも気合を入れてへとへとになるまで体を酷使する人がいる。しかし、現代科学では、これを危険な行為と位置づけている。食事も腹八分目なら、運動も体力八分目が良い。しかも、その場所は、体育館のような直射日光にあたらず、風通しがよい場所で、水分・塩分補給を用意できるところが良いとされる。そして、運動している時は、筋肉を伸ばしている、あるいは腹筋を使っている、敏捷性を養っているなど、鍛えたいところに神経が集中していることが望ましいそうだ。それを踏まえて、ウォーキングをイメージすると、正しい歩行姿勢で歩くことが最も重要であることが分かる。正しい歩行姿勢で歩くと、体全体が程よく疲れて、足の筋肉だけが硬くなったり、腰を傷めたりすることはない。

  そんないくつかの課題を踏まえた上で、着用するものも周到な準備をした方が良い。まずは、上半身周りだが、運動を常に繰り返していると、自然に汗を大量に放出する皮膚になる。そこで、汗を早く気化して、常にさらっとした感触を保ちたい。今年は、当初から特に暑くなりそうなこともあって、あらかじめアディダスの360度涼しい「Climacool」というアパレルテクノロジーを着用してきた。これは、特殊なメッシュ素材を、汗の多い場所や熱を持ちやすい場所などを素材を変えて縫製したものである。シューズもその技術を使っている。このシューズは大地とのグリップ感も大変優れていて、機敏な動作に小気味よく追従する。これらの感触は、実際に数ヶ月使ってみて効果を実感してきた。是非にでもお勧めしたい。

  これからも、まだ首には日焼け止めのタオル、目には紫外線を防御するためのサングラスが必要で、ただし、色が付いて暗くなっているだけでは、逆に瞳が拡大し、返って紫外線が大量に入射する事が分かっている。それが白内障の原因になっているという報告がある。白内障は、手術で眼内レンズと交換するまでは治らないので最も保護すべき場所である。頭のてっぺんにも紫外線は悪影響を与える。反射しかしない人は別として、まだ髪が大切なら必ず帽子を被ろう。準備が出来たら、 危険な街中に飛び出す訳だが、歩道や遊歩道を歩く時間帯も重要である。日が暮れる夕方、あるいは夜中は、一番交通事故が多いので避けたい。シャツの色柄は派手で目立つほうが良いに決まっている。そして、人がたくさん歩いている場所を歩く。人が多いと接触事故は少ない。さらに目撃者が多いので、自転車や自動車の運転者も慎重になる。あと、オヤジ狩りにも注意し、むやみに集団に近づかない、特に背後に気を配っておきたい。
今日は、Climacool の一部を紹介したい。 
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%211385&app=WordPdf