健康マニアになると、何かと周囲の環境や健康関連の商品が気になる。一方で、体は急激な変化を好まない事がわかっているので、ぼちぼち日課のようにストレッチしたり、少しでも悪いとされる習慣を直そうとしたりする。そういった、痛みを実感したり、細かなことに神経を使ったり.、そんな気休めでも、生きてる実感に繋がるようだ。そして、美味しい物を探すより、できるだけ体に良いとされる物を選んで口にする方が、健全な雰囲気が漂うのである。それには、必ずしも科学的な根拠を必要としないが、それ相応の能書きや理屈がくっついた方が納得感がある。
酒飲みによくあるのが、夕方になると「風邪なんか、体をアルコールで消毒すれば治るよ、帰りに一杯やろうぜ」と話しているのを小耳に挟む事があるし、また、愛煙家は、「ストレスは、体の免疫を大きく低下させるので、煙草を吸ってストレス解消」になるのが一番体に良い筈だ、とか、まことしやかに煙に巻いている。世の中に同じような話は、山ほどあるが、これは一部に正しい側面を備えているところが始末が悪い。まして、「そんな理屈を繰り返されると、徐々にそんな気がしてくる」という、不思議だが精神安定剤のような役割を果たすのである。それに対抗するには、いつも冷静で本質を見抜く洞察力が必要になってくる筈である。
能書きだけとは限らない。暗示によって購買意欲を掻き立てるというのもある。商品が置かれている場所によっても、これって健康食品?なのかと、疑問に持つものが薬局に並んでいたりして、説明を聞けば、なるほど、体に良いものなのかと説得されたり、逆に、スーパーの売り場で、健康食品なのに、こんなところに並べるのは不自然と思える商品が、大量展示をされている事もある。また、いつもレジの手前に「お菓子なのか健康食品」なのか判りにくい商品が置いてあったりする。それは暗に「所詮、口にするのはあんただし、騙されてちょうだいよ、こっちは売れればいいだけだから」と語りかけているようだ。そんなことがきっかけになって、その都度色々調べてみるが、結局当たり前の結論に達するのである。それは、最新の研究で作られた商品より、古くから食べられてきた食材は、健康食品的要素が高いということである。
今日紹介する3種類の飴は、健康食品とは何処にも書かれていないが、明らかに健康食品の分類に入るものである。それぞれ、ロイヤルゼリー、プロポリス、マカを主成分とするキャンディーで、物凄く素朴な味の商品である。ロイヤルゼリーは、働き蜂が幼虫に与える為に分泌する乳白色の液体で苦味が強い。アミノ酸やビタミン類が豊富で美容や滋養にも良いとされている。一方、プロポリスは、木から集めた樹脂を、蜜蜂が唾液とともにワックス状にしたもので、フラボノイドが含まれて過酸化脂質の増加を抑える作用があるとか、さらに抗菌作用、抗ストレス作用なども認められている。そしてもう1つ、マカはアンデス地方の苛酷な自然環境で自生する根菜で、古くから滋養食として使われてきたもの。大地から吸収された栄養分が圧縮されて入っており、そのアミノ酸、ビタミン、ミネラルなどのバランスにも優れているようだ。これら3種は、誰もが滋養効果を認めており、自然に健康食品という印象が強い。今頃は、鼻や喉をいためることが多いので、プロポリスがお勧めである。
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