2014/03/14

フライパンに使うアルミホイル

 フライパンは、洋食料理に欠かせない道具の1つである。日常的にも頻繁に使用し、1つの料理においても、フライパンは何度も洗って使うことがある。しかし、魚に火を通した場合など、洗剤とお湯で洗い流しても、多少フライパンに魚の油が残っているのか、次の食材に臭いが移ることがある。魚に限らず、肉も同じである。また、食材の油が洗剤に溶け出した水を、常時下水道を通して海に流すのも抵抗感がある。そこで、フライパンにアルミホイルを敷いて、その上に食材をのせて火を通すこともあった。しかし、食材によっては、アルミホイルにこびりついてしまい、思うようにいかずに「形において失敗」してしまうこともある。

 そんな時に、大いに役立つのが「フライパン用のアルミホイル」である。一般的なアルミホイルとは異なり、片面にシリコンの樹脂加工が施されていて、魚を焼いてもアルミホイルにこびりつくこともなく、表面温度によっては、滲み出た脂分は綺麗に拭き取れる。脂が滲み出る食材なら一切油を使う必要もない。それが、余計な油を加えないことや、食材から脂が滲み出て、健康的にも優れているという人も少なくない。表面にはエンボス加工の凹凸があり、平面性のあるお餅もこびりつくこともなく、テフロン加工の新品のフライパンを使うような感覚になれる。また、このアルミホイルは、フライパンだけでなく、オーブントースター、ホットプレートなど、平面で熱を加える調理器具にも使える。オーブントースターには、日常的に敷いておくと意外に便利である。

 このアルミホイルを使うもう1つのメリットは、アルミホイルを適度に境界を盛り上げて、いくつかの境界を作ってからフライパンに乗せることで、一度に幾つかの食材に別々に火を通すことができる。目玉焼き、白身魚のオイル焼き、ベーコンのカリカリ焼き、きのこの炒めなど1つ1つが少量で一人前しか作らない場合などに便利である。それによって、熱量の節約、時間の節約、電気、またはガスの節約、水や洗剤の節約など、無駄類を一切出すことがない。使い終われば、細かく畳んで不燃物として地球に戻すので、流し台も綺麗なままで、おまけに河川の汚れもない。あえて欠点を言えば、アルミホイルがピタッとフライパンに密着しない部分があると、熱伝導にロスが生じてしまい、食材によっては思ったように焼けないことがある。

 既にお使いの方も少なくないと思うが、私のように、このような商品があることは知っていても、いまだに安価な普通のアルミホイルを「くしゃくしゃにするとか、折れ目を沢山作るなど」色々手を加えて使うという方も少なくない筈だ。そこで、一度試してみると、この便利さと同時に不便さも実感することができ、自分で納得してその価値を受け入れることができる。今日は、「フライパン用のアルミホイル」に、食材をいくつか一緒に並べてみた。仕上がりに同時性が必要なら、火の通りにくい食材から乗せていくのがポイントになるが、脂が浸潤しても良いものは、同じ場所を時間差で使うなど、2分割するだけでもかなりのバリエーションが考えられる。一人用として使いこなすのには、片付けに洗剤も水も使わず大変便利のようだ。
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