2014/11/10

飛騨牛と飛騨豚のハンバーグ

 素人考えの「美味しい食材と、美味しい食材を組み合わせ」ても、必ず「もっと美味しい物」に仕上げられるとは限らない。そう簡単ではないようだ。そういう意味で、素材としての美味しさ、熟成させたときの肉の旨味、食材を組み合わせたときの食感、これらのバランスを決めるのは、やはり経験を積んだシェフに任せた方が良いと思うこともある。もちろん、それを流通に乗せるためには、価格も含めて長く愛される商品に仕上げなければならないし、マーケットの広がりを期待するには、万人が納得する美味しさが秘められる必要がある。しかし、更に最近は多少お高くても、安心安全な商品を選ぶ傾向が強く、食品には厳しい視点が注がれている。

 その市場動向は、製造者と販売者のきめ細かい連携と試行錯誤による「製品の妥当性」が重視され、隅々まで「健全な商品」に育つと思えるのである。やはり通信販売は、その信頼感を高める努力が日々必要で、消費者の価値観を敏感に反映するなど、今や、テレビ通販と、インターネット上に乱立した仲介WEB販売サイトとの違いが明確になる時代に入ったと考えられる。元々通販に大切なのは、やはりユーザーから眺めた信頼感であり、それに対して、裏打ちされた責任感とも言うべきポリシーと思えるのである。テレビ通販側もそれをよく理解していて、中高年世代に信頼される背景には、テレビ通販会社ならではの徹底した品質保証に関する仕組みがあると思われる。したがって、少々お高くてもテレビ通販会社の方が、詳細な情報開示が行き届き、今や「納得感プラスお得感」に繋がっているのである。

 そんな視点でテレビを観ていると、地上波で一番面白いのは、様々に細部に至る工夫をしながらも、上手に購買に追い込むテレビショッピング番組かもしれない。それも、報道番組、ドラマ、バラエティー等は、区別がつかないほど幼稚になって、しかも最近「報道メディアにはきな臭い印象」が付きまとっている。それに引きかえ、テレビショッピングでは、限られた時間の中で正々堂々と勝負してくる心地よさがある。しかも、我々が気にするところをしっかりと押さえてある。そんなことから、原料原産地、加工地の表記がある特製ハンバーグに興味がひかれ、早速それを取り寄せてみた。これは、飛騨高山にある飛騨牛ステーキ専門店「キッチン飛騨」がショップチャンネル専用に用意したオリジナル商品の1つになる。

 以前、「佐賀牛のハンバーグ」を紹介したが、それとは大きく趣の異なる商品といえる。さすがにステーキ専門店の食品だけの事はあり、大変優雅に美味しいハンバーグである。おまけに、専用のデミグラソースもついているが、このデミグラソースを使わなくても美味しくまとめてあるところが品質の確かさと言えよう。また、そのデミグラソース自体も貴重感もあり、パスタソースやオムレツなど、他の用途に使ってもその美味しさを満喫できる。どこをとっても、納得感が詰まっていてお得感と満足感に曖昧さは無い。たった1つだけ、注文してから入荷するまで10日ほどかかるところが待ちどおしいぐらいだ。
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