2015/02/10

Meltykiss チョコレート

  最近は香料の改良やその進化なのか、あるいは原材料の品質が向上したのか、はなはだ素人には想像もつかないが、チョコレートの美味しさのバリエーションが広がっている。パッケージ・デザインも凝ってきているにもかかわらず価格を抑えながら、更なる美味しさを追求する姿勢は、チョコファンを魅了するに十分なコンセプトで、その最初の一口にすべてをかける者にとって、なかなか心地よい時間が続いているようだ。

 チョコのファーストインプレッションは、とても重要な要素になっている。一度でも美味しい思いをすると、しばらく離れられなくなるからだ。ここが、価格を抑えて内容量を減らしてでも「ガッチリ掴みたいファンのハート」なのである。それでも、次々と新たな美味しさを求める若者は、新商品へ挑戦を続けられるが、枯れたファンになると、かつてのファーストインプレッションに思いを馳せるのか、メーカー名が印象に残るのか、そのような懐かしいものに惹かれることも多い。


 写真のチョコは、㈱明治が冬季限定で販売しているMeltykiss 2種類で、「くちどけ際立つ魅惑のピラミッドショコラ(6粒入り)赤いパッケージ」と「カカオ際立つ魅惑のダークショコラ(標準8粒入り)黒いパッケージ」になる。ピラミッドショコラの方は、口解けがとてもおいしく感じ、3粒ぐらいは立て続けに口に運んでしまう。ダークショコラのほうは、カカオがすぐに解けて口いっぱいに広がり、おっと、大人の味だと安堵感に浸る。どちらもシンプルなお味で雑味が全くない。そこに、これらの商品が高品質な印象を受ける。

 赤いパッケージのピラミッドチョコの方は、内部にキャラメルソースが入っており、その分、水あめ、洋酒、アルコールなどソース用の成分も含むと原材料の種類は多いが、1箱のカロリーは201kcalと、こちらのほうがダークショコラより54Kcalも低い。ダークショコラの方は255kcalで、大人好みの難しい美味しさを醸し出しているにもかかわらず、カカオマス、砂糖、植物油脂、ココアパウダー、レシチン、香料のみで作られている。ダークと固めの印象があるにもかかわらず、素早く口で解けるのが嬉しい。