春先になると、野川の周囲で軽快な動きをみせる諸先輩方が目に留まる。ウォーキングやスロージョギングなど様々だ。ベンチに座って休んでいる彼等から聞こえてきたのは、「疲れを早く取り除く」話題が中心のようだ。その対処は様々で、「疲れてくると、血中に酸素が足りなくなるので、酸素水を飲むと、また、ひと踏ん張りできる」とか、スロージョギングをしている人は、「休憩中には炭酸水を飲んでいる」姿を見かけることも多い。炭酸水も良いそうだ。また、そんな飛躍的な発想よりも、「水分不足を早めに解消するためにスポーツ飲料を早くからコマ目に飲むことで、疲れが蓄積しないように配慮する」という人もいる。いずれも、すべて正しそうで説得力もある。
一方、最近は、水素水も流行りのようだ。人は常に「酸素」を吸い込んでいるし、疲れは細胞の酸化で、それが活性酸素となって知らず知らずのうちに体調を崩す(体が錆び付く)とされ、その解消のため、時々「水素水」を飲んで、錆を水にして流すと言う理屈のようだ。まるで、「未来の乗用車」のような話だが、本気で若い女性にまで流行していて、少々高くつくけれど、水素錠剤を2~6粒ほど飲んで、ダイエットや美顔、健康に一役かっているらしい。おまけに元気はつらつというメッセージをツイッター等で発信している人も多いようだ。下の写真は、安価な錠剤の例。
高純度のマグネシウムは、水を加えると水素が発生する性質がある。ほとんどの商品は、それを利用して水素を発生させている。その理屈だけなら分かるが、ではなぜ錠剤もあるのか?そこは、よく分からない(体の中でカプセルが溶けて体内の水と反応して水素を発生させるということになる)。また、原材料もさほど高価なものでは無いはずなのに、生産量が少ないなど理由はあるにしても、商品を調べてみると案外高価な商品に人気が集中している。一般的に安価な商品は、水素濃度は800~1200ppb (=0.8~1.2ppm) が目安とされている、しかし、生成して溶け込んだ水素量をどのように確認しているのか、さらに付け加えると、どのくらいの水素量をどの期間を飲み続けると効果が認められるのか、例えば、体重が60kgの人は・・・とか、そのようなことを示唆する情報は少ない。ま、信じて飲み続けるしかない。
そうなると、むやみに濃度の高い表示の商品(=7.0ppm)を求めたり、スペックの優れた商品を求める傾向に走るかもしれないが、体は、急激な変化に弱いことから、いきなり強力な商品は、何か不確実な要因(=食べあわせとか、飲み合わせによる、相殺効果)があったり、もしかして逆効果を生むかもしれないので、最初は徐々に少量から始めるのが良い。少しづつ水素水の効能を探るとか、あるいは、水素(気体)そのものはどうなのか、よく調べてみたい。そこで、まず比較的低価格のグッズ風の商品を幾つか集めてみた。その商品に書かれている使用方法とか、効果をよく熟読し、他からの情報も集めながら、自らの体を使って全体の把握に努めてみたい。
ペットボトルに入れて水素発生を促すタイプはこちら
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