青汁は、緑色の植物が原材料で、一般的に大麦若葉、ケール、明日葉等が使われている。どの種類がどれだけ優れているかは分かりにくいが、恐らく、いずれかを継続しながら、慎重に体の様子を観察すると、原材料が持つ性質の違いで、少しづつ効果を発見できるかもしれない。また、青汁全体として、どれだけ自分の体に効果があるかは、実際のところ長期にわたり自分で確かめてみる他はない。勿論、野菜不足の現代人にとって、何も「飲まないよりは、飲んだほうが良い」と思うのが普通の考えだ。そこに、この健康食品選択の曖昧さが残されている。
原材料の種類も興味ある要素かもしれないが、むしろ、最近の価値観では、長期で飲む場合、優れた環境で育った原材料であったり、品質保証の出来る最新設備で作られていることの方が重要だと思える。特に、一日何度も口にするものは、体によい効果があればよいが、そうでなかった時には、まれに悲惨な結果を招くこともあるからだ。既に何十年も健康食品の研究や販売実績を持つ会社の商品を、飲み続けている人たちが、1.健康になっているとか、2.長生きをしているとか、3.まるで病気にならなくなったとか、何らかの実績が証明されていれば申し分ない。単に「苦くて、美味しい」だけでは、続けられない不安はある。
最初に青汁を試すには、目的をはっきりさせておきたい。例えば、胃腸の調子の悪い時に飲む薬に、キャべジンと言う薬がある。キャベツを原材料にしてビタミンUを主体とした薬である。そこで目に付いたのが大麦若葉、明日葉ではなく、「ケール」である。ケールは、キャべツの原種と言われ、それと同様の効能が認められると推察される。つまり、ケールから作られた青汁を長期に渡り飲み続けることで、胃腸の調子が改善される可能性が考えられる。それによって、キャべジン等の常備消化薬が必要なくなるかもしれない。
それだけではない、キャベツ、ブロッコリー、ケールなどアブラナ科野菜の辛味成分のイソチオシアン酸塩には、体内の解毒作用を活性化する働きや、抗酸化作用を高める効果があり、それらを毎日少しづつ摂取することで、成人病の予防に良いと言われている。もちろん、それらの採りたての生のジュースを摂取するのが最も効果的だが、それは、そう簡単に実現出来ることでもない。そうなると、最新設備を誇るヤクルトヘルスフーズ㈱の製造工程に魅力を感じる。その根底には、青汁に何か別のものを添加して、特別に飲みやすく工夫する必要もなく、忠実にケールの栄養素をストレートに取り込みたいからだ。
同社の青汁スペシャルページには、粉末の青汁が出来るまでを動画で紹介してあるが、この中に、ケールの葉には「多くの紋白蝶が卵を産みに来る」シーンで、紋白蝶の幼虫を手で取り除くというのがある。大変だなと思う反面、そうか、紋白蝶が卵を産みに来るぐらい「安全」なのだと思えた。その動画(紹介)がこちら、前半が大麦若葉で後半がケール。
http://www.yakult-hf.co.jp/knowledge/aojiru/index.html