電気製品や雑貨などとは違い、食品のように中身が写真だけでは良く分からない品物は、WEBページ単独出店の会社へ注文することはない。写真の写りがどうこうというわけではない。説明文が画一的で、ページからは販売に対する「幼稚な発想」が見え隠れすることもあるからだ。それは、商品の価格が明確でないとか、送られてくる食品の品質が見通せないことに繋がる。かつて、楽天が行った「標準価格の上乗せ表示」が象徴的な例といえる。それ以外にも、丼勘定的で都合の良い言葉で誤解をさせるような表現も見受けられる。
そこで考える。多くの人の目にさらされる方が信頼できるといえることから、WEBページも在るけど、テレビショッピングもしている会社の方が、安全で安心ではないか。また、テレビショッピングに限ったことではないが、販売者は製造者と消費者の間の立ち位置があって、本来消費者の疑問に的確に答えたり、少なくとも安心と安全を担保するための「法的な義務」を確認しなければならない。さらに、販売者としての立場で、商品に対する責任を果たす必要がある。そういう機能が、販売者に必要だと感じている消費者は少なくない。
今日の写真は、枕崎産まぐろを使用した「まぐろ丼用タレ付き切り身」セットになる。まぐろを1本釣りした後、船内で凍結し、陸揚げ後鮮度の高い状態で調理する。次に枕崎産の鰹節と北海道産昆布で出汁を取ったタレで漬け込み、1食分ごとに袋詰めしたものという。入手後は3~5分流水で解凍し、ご飯にのせるだけで「まぐろの漬け丼」が完成する。火力を使う事も、湯せんする事もなく簡単に食べられるので重宝しそうだ。これだけの説明で、既に食べてみたい欲求に襲われる人も少なくない筈だが、しかし、もう少し続けたい。
まぐろ丼の具は90g、販売数(=8袋入り、12袋入り)と時期によってセットの袋量が異なる。冷凍で届くので、製造日より90日以内(-18度以下で保存のこと)で消費するよう賞味期間が設定されている。何故か、アレルギー物質特定原材料(=小麦と記述されている)。アレルギー特定原材料とは、食物アレルギー症状を引き起こすことが明らかになった食品のうち、特に発症数、重篤度から勘案して、表示する必要性の高いものを、食品衛生法関連法令において、特定原材料として定めており、次の7品目の表示を義務付けている。 それは、「えび、 かに、小麦、そば、卵、落花生」で、どれか1つでも含まれれば表示する義務がある。
さて、実際の商品を取り寄せて口にしてみると、商品自体がお手ごろ価格であるので、大きな期待をしていたわけではないが、想定以上に美味しさにやや感動している。勿論、丼に仕上げる必要もなく、野菜にのせて海鮮サラダもいい、あるいは酒のつまみに、付け合わせにと多彩に使える。一切火を通さないことから、冷凍を守って速やかに消費すれば、新鮮な状態が続く。だから、飽きるほどの量を入手するより、すぐに消費できる8袋入りあたりを時々発注するほうが良いかもしれない。
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