2015/06/24

ボタニカル・カラー・トリートメント

  今から想うと、大変申し訳ない発想であった事を恥じるしかないが、髪を染めるのは結構苦労するものと言うのが分かった。何を隠そう、昔の話になるが、大先輩が定年退職をした後、久々にお目にかかった時に、「あれ、頭黒くなって顔の艶も良く、元気そうだし若返った」と不思議に思ったことがある。会社員の頃は白髪交じりで実際の年齢より老けて見えたものだが、会話の中で口を突いて良く出る「毎日日曜日だから」と言う口癖のせいか、そうか、ストレスが無くなり、よく眠れると髪まで黒く戻るのだと思っていた。ところが、いざ自分がそのような生活に突入しても、一向に髪は黒くなる素振りを見せなかったのである。

  世の中には、そんな合理的な反応の体質を持つ人もいるかもしれないが、自分の髪はそうではないと納得するしかなかったので、丹念に「染め」で行くことにした。しかし、そう簡単にきれいに染まる事もなかった。やはり、結局、焦らずに、時間のある時に、少しづつ上から重ねながら染めていく(ナル的要素必要)方法が良さそうで、少々色落ちが早くても、継続使用で効果をだせると思うようになった。そうか、なるほど、この時間の使い方が「毎日日曜日だから」という意味だったのかもしれない(それほど暇でもない)。

  今日は、あのテレビCM(白髪染め:ポイントリッチカラー)で有名な、化粧品の製造会社(分類ブランドとして:しらがねーぜ)が販売しているボタニカルカラートリートメントを使ってみたので紹介する。このような製品カテゴリーは、「じじ、ばば」向けのシルバー商品ではない。あくまでコスメティック(化粧品)の分類になる。さらにボタニカル(botanical)とは、「植物のとか、植物性の、といった意味だが、ここでは「植物由来の」と訳すべきだ。しかし、興味を持ったのは、やはり「白髪染め商品を扱っている」会社と言うところにある。つまり、白髪→年配者→頭皮が弱い→染める→頭皮が傷む→という構図の中で、問題が起きていないことが、ある程度の「安心・安全」を裏付けていると思えるからだ。さらに長い間日本人に支持されてきた国産品である事なども重要な要素といえる。

  このボタニカルカラートリートメント(税込価格12,960円)は、2014年10月10日にリニューアルされている。従来品に比べ、染毛力、トリートメント力、色持ちが改善されているようだ。製品の主な特徴としては、髪にツヤを与えながら、白髪を染めて、最後に洗い流すタイプで、シャンプー後、白髪の気になる箇所に塗って「5分」ほど放置しするだけ。通常のトリートメントと同じ様に入浴時に染髪できる。おおよそ1回の使用で白髪が染まる(注:洗髪のたびに髪色は徐々に色落ちし、約10日間に1回の使用で継続)とされている。

  従来品との比較では、以前使っていたNATURENAヘアカラーは、2時間ぐらい掛けていたので、5分と言うのは、いま1つ逆の不安を取り除けず、2倍の10分~12分程度そのままにしてみたら、かなり落ち着いた感じで白髪は目立たなくなった。結構満足できて、「毎日日曜日でない人」でも利用価値がある。ただ、翌日真っ黒と言うのも違和感がぬぐえないし、続けてみないと分からない事があるかもしれないので、何か気が付いた事があれば追加報告したい。
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%211749&app=WordPdf