中山式快癒器という「カイロプラクティック療法の元祖」なるものが、我家にもありました。これは、祖母が所有していたもので、86歳で他界するまで枕元に置いて愛用していました。形状は木製で、指ぐらいの丸い突起を2つ備え、白く塗装されおり、使い方としては、これの上にねっころがって、丸い突起を脊椎の左右に当てて神経を外から刺激します。実物を見れば、何に使うかは簡単に分かるのですが、若いうちは、痛いだけで、逆効果でしたが、歳を重ねるうちに肩の凝りもなかなか取れにくくなり、「中国式整体」、「ほぐし屋」等に通うことが増えるようになってからは、この快癒器を離せなくなりました。最近は勿論、出張や温泉にも持って行きます。ちょっと無理をして頑張ると肩の凝りが増えて取れなくなるからです。
現代人は、パソコン・ディスプレーの前で仕事をすることが増えて、偏頭痛や肩凝り、指の筋、の凝り、あるいは持病の腰痛などに苦しむ人が多いといわれています。学会では、長時間ディスプレーの前で仕事をすると、体温が上がっていないにもかかわらず、熱っぽく感じるとか、自律神経系にも様々な症状を訴える患者が増えているという報告もあります。そのような環境下で、とりあえず肩凝りぐらいは解消したいという方にお勧めしたいと思います。もちろん、腰痛などにもそれなりに効果を期待できます。2~3千円で手に入り、壊れずに一生使えます。この快癒器は昭和22年に発明(製造元の説明)されたそうです。父も愛用していて、私が上京するときに4個付きを鋸で半分に切って2個付きにして持たせてくれた。
使い方のポイントは、首から腰まである背骨の左右を快癒器にある2つの突起で刺激しながら移動させます。凝りの酷い時はその周りを含めて刺激します。刺激方法は、その上に自分の体を乗せて、自分で背中に当てる力で調整します。できれば、整骨院でやっているように、背中を暖めてから行うと良いと思います。注意するポイントは、1.使用中に眠らないこと、2.同じ場所を継続的に押圧しないこと、3.絶対に強く刺激しないこと、です。
購入する時は、出張にも持っていける2球式の一番安いものを選びます。使用前の基礎知識として、説明書などをよく読み、凝りのメカニズムや原因を調べておくと効果的です。単純な足の筋が張っている場合などは、どこの脊椎から神経が出ているかを知っておきましょう。また、胃や腸などの内臓から凝りがくる場合もあり、そのような場合は、むやみに刺激をせず、専門医と相談した方が良いと思います。くれぐれも、ご注意ください。
私は時々、体全体の調整のために、五反田にある中国整体にも出掛けますが、1.今日は緊張して胃がもたれているな、というような場合。2.立ち仕事(説明員)が長くて足が張っている時。3.パソコンの前で長時間仕事をした時。4.天気が悪くて、腰が痛む時、など軽症の調整にはこの快癒器に頼っています。私の場合、元々腰痛のために色々なところに様々な症状が出ます。 いずれにしても、体の一部で凝りが酷くならないうちに、簡単に調整するために使用してくだい。
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