一本道を歩いていたら、思ってもみないところに足を取られて、次々とつまづいて、ついに、ひっくり返ってしまったような、何か不甲斐なさに落ち込んでいる人も少なくないだろう。だから警告したじゃないか、JAPANの前に個人の名前をつけるのは「不吉」だって。
それにしても、女子サッカーは楽しませてもらった。エースコックのようなパワフルなお姉さん連中を翻弄させる、正確なパス回しやサイド攻撃、気持ちよさそうにゲームを進める「なでしこJAPAN」は、すこぶる好感の持てるチームだ。チーム全員の軽快さが画面を通して伝わってくる。いつの間に、こんなに上手になったのだろう、いや、下手な男子を応援しすぎていたせいかもしれない。ゴールが決まるとつい、画面に向かって力を込めて拍手してしまった人も少なくないと思う。体格、体重や身長の劣るチームが、歴史あるハンバーグ・チームに堂々と互角のゲームを展開した時間である。熱意のある選手を多く抱えた監督は、ゲーム中、自分のチームに口出しすらできなかったようにも映る、テレビは、その一部始終を余すことなく伝えてきた。「なでしこJAPAN」は、自分達の能力を自らの足で証明したのだ。メンバーはベスト4入りをもっと誇りにすべきだ。そして、次もぜひ頑張ってほしい。 こんどこそメダルを賭けて。
一方の、男子サッカーは「2チームとも監督が悪い」と、駅前の八百屋のおっさん、京王線の中の青色の若者達、街中の歯科医の先生、はたまた近所のサッカー少年のお母さん方まで話している。無理もない、能力のない者がやれる仕事ではないからだ。サッカーはフィールドの中で、考えながら動いて、実力がつくものだし、チームで相手を崩すスポーツだ。まず、かつて、それが出来なかった者に監督をやる資格はない。また、ゲーム中の監督の仕事は少ないにもかかわらず、その僅かな仕事をまともにやれない者は、チームの邪魔をしているのと同じで、本来なら監督を最初から辞退すべきだ。ゲーム終了後、「完敗だった、選手が一番分かっていると思う」とか「申し訳ない」としか言えないのでは、選手は、そんな監督に選ばれるた事を「恥だ」と思ったほうが良い。能力のない監督に選ばれても、自分に能力がないことを証明するだけに終わってしまうからだ。
サッカー少年のお母さん方は、将来の息子の事を、そこまで心配しているのだ。「あんた、どうよ!監督はもっと優秀じゃなきゃ」「監督こそオーバーエイジよね~」「顔が駄目よね!悪いわよ」 「あの、前のオシまれた人・・・・ええとお~」「前の監督、良かったわよね」 と言った具合だ。さすが、やはり母は「恐るべし、鋭い見通し」である。息子のためにハンバーグの食材を買いに来た、お母さん方の会話を、うなずきながら、なるほど、はっきり言うなあ・・・・と聞くしかなかったのである。
ということで、そんな色々心配かけた母さんを思い出すために、今日はハンバーグのお店を紹介しよう。 それは、こちら
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