2009/03/17

蜂蜜

 市販の蜂蜜には、一切の加工処理を行わない「純粋 蜂蜜」。水あめやブドウ糖や果糖を加えた「加糖 蜂蜜」。加熱し脱色脱香した「精製 蜂蜜」などがあるらしい。ここでは、「純粋 蜂蜜」であることを前提に話を進めたい。家の近所に「西村蜂蜜」という専門店があるので、ぼちぼち購入するようになり、体調も改善され、なかなか具合が良いので興味を持つようになった。

 西村蜂蜜店には、様々な蜂に関する特産品が並んでいる。国内品のみならず、海外品まで取り扱い販売している。それらを眺めながら、世界中で、こんなに多くの種類の蜂蜜が販売されているには、きっと少なからず効能があるに違いないと思い、話を聞きながら、試食をさせてもらうようにもなった。お客は女性の常連客が圧倒的に多くいらしい。効果が肌に現れると言う。このような食品は、理屈ではない、自分が何か良い変化を感じれるようになれば続くはずだ。それでも、やはり動機は重要な要素なので、聞いた話などを要約してまとめてみた。

 蜂蜜は様々な有用成分が含まれているが、アミノ酸、ビタミンC、ナイアシン、ビタミンB群などの水溶性ビタミン、ミネラルではカリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分などが、豊富に含まれている。蜂蜜は砂糖とほぼ同じ甘さで、カロリーは100g当たり54kcalも低いらしい。つまり、砂糖に代えて使えば、同じ甘みを確保しながらカロリーを押さえ、肥満予防やダイエットに利用できそうだ。歴史的に観ると日本では、れんげ草の蜂蜜が好まれてきた。さっぱりとして、ほのかな薫りが多くの人に支持されてきたものと思われる。これは、トーストなどに塗布して戴くのが一般的で、ミネラルやビタミンと糖分が寝起き時には有効に機能する。れんげ草のほか、みかんの花、ブルーべリーの花の蜂蜜なども朝のトーストに向いてそうだ。

 一方、蜂蜜は肌に塗ると徐々に浸透していき、肌に潤いを保つ効果があり、皮脂の代わりの役を果たす。うるいおを求める人には、もってこいかもしれない。同時に抗菌作用があり、春先などに汗が手のひらの皮膚下に溜まり、水泡などが出来る事があるが、これにも効果があるようだ。キーボードを多用する仕事には効果を発揮するかもしれない。もちろん、天然素材なので手肌には、やさしいと言われている。これには、アカシアの花、ローズマリーの花、ラベンダーの花の蜂蜜が良い。

 その他、不健康な人における主な効能について調べてみると、二日酔いの防止、口内炎、動脈硬化、心疾患、高血圧などが挙げられている。その心配のある人は、ヨーグルトに混ぜて食べるなどすると良いらしい。この場合、腸内善玉菌の拡大により消化器官にも有効に機能するという。また、珈琲、紅茶等に投入することで飲みやすくなるとも言われているが、蜂蜜の薫りが高いため、珈琲には「珈琲の花の蜂蜜」、紅茶に「檸檬の花の蜂蜜」が良いと思われる。また、紅茶には、りんごの花の蜂蜜も合うかもしれない。

 中高年の方には、「蕎麦の花の蜂蜜」がお勧めのようだ。蕎麦自体も効果があるが、毎日頂くわけにも行かない。蜂蜜にはその効能が凝縮されており、それなりの効果はありそうだ。

 ここでは、効能の高いものを2つと、朝食のトーストや紅茶に使える2種と計4種取り上げてみた。純粋な蜂蜜は、贅沢品に見えるかもしれないが、これらによって少しでも体調を管理できるとしたら、薬の投与に比べると体に負担がなく、優しいものと言えそうだ。ただ、花粉症の人には、「花粉の含まれる蜂蜜」は絶対良くないので注意が必要である。あと、蜂蜜は、自然の限られた資源なので、専業メーカーでさえも、水飴で薄めたものが多い。購入時はよく調べる必要がありそうだ。純粋蜂蜜の賞味期限はほぼ5年と長いので、大瓶で用意しても大丈夫である。 ではこちら
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