3日程前、「朝顔の種」を数種類と土の再生材を買ってきた。夕方から、枯れてしまった鉢植えを解体し、再生材で新たな土壌を作って大き目の鉢を再構築して「朝顔」を植えた。そんなに早く芽が出るわけは無いのに、朝に夕に覗き込み、期待に胸を膨らませている。朝顔を植えたのは、小学校の夏休みの宿題の時以来である。「明日は雨だから芽を出さない方がいい、あさってにしろよ」とか、何故か少年に戻ったような気持ちで小さな種に話しかけるのである。花が咲いたらここで報告したいと思うが、まだ芽も出ていないので、いつ頃になるか見当もつかない。
さて、今回は昨年の「自作料理シリーズ1~6」の続編になるパスタである。どんな食材を使うにしろ、買出しが面倒な時がある。雨が降っているとなおさらだ。そこで、少々保存のきく食材を使ってボリューム感のあるパスタにしたいと思い、すたすたと近くのイトーヨーカ堂へ出かけ、3種類のチーズと3種類の野菜を買ってきた。これらを使って作ることにするが、今回も、何の専門的な心得も必要ない。3種類のチーズを溶かしてそれにトマトを加えてソースを作るだけである。3種類のチーズの中には、「ゴルゴンゾーラ」は欠かせないので、これだけは外さないで欲しい。そして、1つだけこだわって欲しいことは、チーズもトマトもケチらずたっぷりと使うこと、これが「美味しさ」の秘訣である。
チーズとトマトのソースは、ボリューム感とさっぱりした後味が心地よい。 実は、この組合わせは、色々チーズを変えてみたり、だしや酒類を加えてみたり、トマトを加減してみたり、適度(飽きるぐらい)に試作を繰り返してみたが、あまり凝って色々面倒な事をするよりストレートなのがよかった。簡単に仕上げて、さくっと頂くのが即席風でよい。また、その試作を何日か続けて食べてみたが、割と飽きが来ず、この組み合わせは、なかなかいけてると思う。困るのは、イタリアのシェフのように太ったことだ。やはりチーズのカロリーは高いので、いくらたっぷりと、といっても適度に抑えてほしい。 また、塩分を控えたい方も、パスタを茹でるお湯に投入する天然塩も適度に抑えてほしい。
作業の効率を上げるため、パスタを茹る時間内にソースを作るのが良いが、初めてソースを作る場合は、パスタを茹でるためのお湯が沸きあがるまでに、大まかな段取りが出来ている事が望ましいと言われている。お湯を掛けたら、野菜の前加工から始めてほしい。パセリをきざむとか、ベビーリーフをお皿に敷くとか、チーズを切ってフライパンに入れておくとか難しいことは一切無い。お湯が沸いたら、パスタと天然塩を投入する。その数分後、トマトをパスタと一緒にお湯の中に入れて、皮に亀裂が入ったら引き上げて細分化しフライパンへ入れる。次に、フライパンごと火に掛けてチーズとトマトが溶けるまでゆっくり攪拌する。パスタの茹で具合と比較しながらフライパンの火力を調節し、すこし溶け残りがあるぐらいで待機する。このタイミングで、少し酒類を加えるのも良い。パスタが茹で上がったら、笊に上げ、よく湯を切ってからオリーブオイルで攪拌し、パスタがくっつくのを防ぐ。そして、仕上げにフライパンへ移し、ソースと攪拌する。少し水分が残っているくらいでお皿に盛りつける。そして、きざんだパセリを上からかけると出来上がりである。 少々水っぽい仕上がりになったら粉チーズを加えて調節して欲しい。簡単な割には美味しい筈である。
PDFの方は、今回から、こまごました途中プロセスの写真は割愛した。細かい不明な点があれば、自作料理の1~6を再び閲覧して欲しい。
ではこちら
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