比較のため醤油を少し舐めすぎたのか、数日気持ちが悪かった。そんな後は、果物ですっきりしたい。葡萄や梨は既に秋口に出ている果物なので、取り除いたが、写真用にネクタリン、いちじく、洋梨を並べてみた。全体の色バランスはあまり良くないが、撮影では、それなりに色再現にこだわったつもり。何事も練習である。今日はいつもの様に、「能書きや、屁理屈は」無いのでご安心戴きたい。単純に果物を眺めて夏の疲れを取り除いてもらいたいだけなので、文字通りすっきりまとめてみたい。
ネクタリンは、その外見からは、プラムのような食感をつい想像してしまうし、裁断後はその断面から黄桃を連想する。いったいどっちなんだろうと思って、口に運んでみると、全くイメージと違っていてクエン酸を大量に含んだ強烈な酸味が襲ってくる。これが夏の疲れを取り除くのには最適なのだろう。胃袋がひっくり返りそうなクエン酸は、自然の物から摂取することが望ましく、この方が効果が大きいと言われている。私は、あまり酸味に強い方ではないので、半分食べるにも往生した。お店では、3~4個も入ったパッケージになっているので、やむなく、その数を買うことになるが、すっぱいのがお嫌いな方は、最初は観て楽しむことに徹し、完熟してから手を出すようにするか、最初から購入を控え方が良い。.
いちじくは、特殊な用途の「薬材の名称」にも使われているぐらい、繊維質を多く含んでいることから、便秘に効果があるといわれている。何かにつけて詰まってしまうと、その生命を失う事がある。そこから不老長寿の果物として崇められたのかもしれない。特別美味しい物ではないが、熟してから甘味が増す。子供の頃は、まだまだ今より甘い物が少なかったこともあって、ザクロ同様、熟すたびに、もぎ取って食べていたような記憶がある。無花果とも書くので、花は無いのかと思えば、じつは実の先端が花の集合になっていて、その根元の茎の部分に大きく種を蓄えた形状をしている。今流に言えばハイブリッドという感じである。熟してくると、花の部分が少しずつ開き、種の部分が僅かに露出してくる。そうなると甘味も増して食べごろであるが、今となっては、甘味がさほどはっきりしない為に、ちょっとがっかりするかもしれない。ただ、ねっとり感とつぶつぶ感は、甘さを控えた生菓子の食感に近い。
洋梨は、ひょうたんの品種改良の様な形状で、何となく異国情緒を感じさせ魅力的である。しかも、独特の薫りと甘味を持ち、お好きな方も多いらしいが、20世紀や幸水等に代表されるような、梨特有のみずみずしさとざっくり感はない。私流に言えば、どこか「中東のお金持ちのおっさんの味がする(=いい香り)」感じで、洋菓子やケーキに使われると、濃縮されてその薫りと甘味が増し、すっかり洋風な感じに変貌する。そのまま皮を剥きながら戴くには、その独特の芳しい薫りにのまれそうになるかもしれないが、やや果肉の密度感が高いため、粘着性もあり歯切れは今ひとつといったところ。少量戴くには十分美味しい。
と、今日は、かなり短くまとまった。ではこちら
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