2010/03/12

さくらの芳香剤

  高級レストランで食事をしたり、美味しいお酒を呑んだり、良い音楽を聴いたり、旅先で素晴らしい風景を観たり、花の薫りに包まれたり、欲しかった物を買ったり、高級品を身に付けたりして、平素と少し違ったエクセレントな時間を過ごすことで、気分がリフレッシュして、いつもより生き生きすることがある。そんな時、人は自然に大脳から快楽物質を流して、漫然と停滞しているストレスを解消するらしい。確かに、思い当たる節もある。しかし、それを繰り返し続けると、ある時それ自体が、癖になり、次から次へとエスカレートする場合もある。もっと美味しい物が食べたい、とか、もっと高級品を揃えたいなど、それが徐々に欲望と化して、より大きな快楽物質を自ら求めるようになるようだ。

 このリフレッシュ反応は、僅かな時間しか継続しない。五感が「変化に対して反応する」といってもよい。あくまでも、僅かな時間の中で、瞬間に興奮して効果が現れるということである。また一方では、人の感覚は、すぐにその状況に順応し、冷静になるように出来ている。たとえば、美味しい食事でも、最初は「こんなに美味しい物が、こんな場所でいただけるのは素晴らしい!」と思っていても、会計伝票を見た時には、「何でこんなにするんだ!」と思うのに似ている(少し意味が違う)。したがって、そういう環境の変化に短時間しか反応しない性質を上手に使って、時々ストレスを解消すると良い。ストレスは、体に良くない。神経系統を緊張したままにするために、大きく体の免疫力が低下することが知られている。また、病気の原因とも深い関係があるとか、毒物を摂取するより、はるかにストレスの方が悪いと説くドクターも多い。また、歴史的にみても、人は肉体的拷問よりも精神的抑圧による方が早く自白を促す事が出来るらしい。身近な話としては、コストカット専門の偉い人と面談をすると、緊張して風邪の治りが遅れるのはそのためである。時には風邪が悪化してしまうこともある。それは、別の新たなストレスが加わった為かもしれないが、とにかく、ストレスが免疫力を支配しているといっても良い。 毎日、活力ある生活をするには、ストレスは大きな障害になることは確かなようだ。

 いまの時期は、花粉症に苦しむ人も少なくない。これは大きなストレスを生んでいる。最初は、敏感にくしゃみや鼻水として反応するが、時間と共に少しずつ免疫力で緩和され、何とか我慢できる状況になる。しかし、また新たな花粉が舞うと激しく反応してしまう。これが苦しい。もちろん、こんな時は窓を開けて春の空気を吸いたいとも思わないし、部屋の中は空気清浄機がフル回転することになる。そんな密閉された部屋の中で息を懲らしてしばらく生きていかなければならないので、イライラ感も増す。そこで、今日は一寸ストレス解消になる芳香剤を紹介したい。芳香剤は、もっぱらトイレ用と考える向きがあるが、それだけではない。部屋ごと異なる微香の芳香剤を使うことで、部屋を移動するだけで薫りの変化に体が反応し、少し安息できるからである。この類の商品は、季節に関係なく自由に花の薫りを楽しめるので、お好きなものを選んでみたい。ただ、どんな高価な芳香剤でも、生花にはかなわないので、鉢植えの生花を部屋に置く方が良いが、スペースがないときは、もっぱら芳香剤の恩恵にあずかるのが良い。

 今日紹介するのは、「さくら」の薫りの芳香剤で、京王フローラルガーデンで購入した物。そうそう、あの蝋梅の写真を撮影した庭園で、種類も揃っていて調布の方には特にお勧めである。芳香剤とか、香水、等の薫りを発生する物は、価格に比例した内容を備えており、高価になるほど自然で濃厚になることは御承知だと思うが、今日紹介するのは、あくまで小安い価格(700~800円)なので、部屋ごとに異なる物を用意して、部屋を移動するたびに体が反応するように設置するのが良い。今日紹介する、桜の薫りは一足早い春の気分になって、安息な日々を過ごせる。これが、なかなか気分も改善され効果的なんだな。
ではこちら
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