3月9日にミニパンシリーズを紹介した。今度は、季節限定の「ミニあんまん」である。こちらは、本当にこの金額で良いのですか?と問いたくなるように、4個入りで95円前後で販売されている。「どうだどうだ参ったか!」と言わんばかりの商品である。この価格だと、誰でも横に並べてある他の種類も買って、味の違いを楽しんでみたい気持ちになれる。これが、ヤマザキの狙いではないだろうか。普通の菓子パンとかコンビニにあるアンマンは、いくら好きでも、選ぶのに迷う事がある。それはやはり大きすぎて、お腹がいっぱいになるからだ。しかし、こちらは、小さいので腹の具合と相談できる。だから、とりあえず3種類買っておけばよい。そうすれば、普通なら手に取らない商品の美味しさも知ることが出来るし、種類を食べ比べる事は実に楽しいのである。
ここで紹介しているのは、よもぎの生地に練上げたつぶあんを包んだ「ミニよもぎまん(つぶあん)」、桜の葉から抽出した香料成分で桜の風味をつけた生地で、こしあんを包んだ「ミニ桜風味まん」、練上げた酒こしあんを、酒風味の生地で包むダブル攻撃の「ミニ酒まん」である。いずれも季節限定商品で、春先のおやつにぴったりである。 美味しい食べ方は、いずれも、電子レンジで、ほのかに暖かくなる程度にするのが良いと書かれている。例えば、500Wの場合1個なら10秒、2個なら15秒、4個なら25秒となる。古くなった電子レンジではもう少し掛かる。この電子レンジで暖める場合に、霧吹きをしてからラップにくるむのが良いそうだ。最近は、蒸し器が流行しているので、そちらの方がもっと良い。実は、この秒単位の管理はとても重要である。小安い商品だからと言ってなめてはならない。特に、大雑把な血液型B型 諸氏は注意をされたい。時間厳守で、時間が長すぎると中のあんこが乾燥してしまうのである。したがって、提示されている時間は、回りがふわふわ、中はしっとりとしたあんまんになる条件なのである。
かつて職人の手によって作られてきたこの手の商品が、優れた製造技術と大量生産がもたらす低価格化、そして配送網の拡充など、さらにスピーディな商品企画と相まって見事に季節感を商品に封じ込めている。 その適応力の速さという視点で眺めても、大変コストパフォーマンスに優れた商品の1つと思える。ヤマザキは、パンの系統の商品だけではなく、和菓子、洋菓子、お弁当、お菓子、お茶など飲料水、デザート類、水羊羹、みつ豆、くず餅など、日本の食文化を包括するような商品群を揃えている。勿論、中華まんなども以前から知られている。これらの製造技術を匠に生かし、時代のニーズや価値観に合わせて商品のバリエーションを拡大してきた、まさに、やる気満々の会社といえよう。
今日のPDFは、3種のあんまんと3種のお茶を並べてみた。よもぎあんまんには、懐かしさを組合わせた伊藤園の「おーいお茶」、桜風味あんまんには、あくまで優しくオーガニックに「六条麦茶」、酒まんには、コントラストを強調してダイナミックにサントリーの「ウーロン茶」を用意してみた。もっとも、そんな組合わせは、どうでもよいのだが、お茶(80円)にもあわせたい種類がある。これぞ、まさに根拠なきソリューション、つまり趣味なのである。それでも、写っているもの全部で合計525円!なのだ。
ではこちら
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