2010/05/04

優しいダイズに混ぜる

 4月2日に紹介した「やさしいダイズ」を、かれこれ1ヶ月ぐらい、朝夕2回程、少量づつ飲み続けてきたが、どうも、体調は良いように思う。まあ、基本的な諸元というか、input→output の状況もよく、気分は大変良好である。今日はそれに至る思考錯誤の追加報告になる。ただ、ただ、習慣的に飲み続けていると、やはり、時折、ダイズの薫りに強烈な拒絶反応を起こす時がある。その時の気分は、ダイズが「体の隅々まで行き渡って、もう十分だっ」 さしずめ表示モードでは =Full! と訴えているようなもので、この時に、根っから健康を望んでいるわけではないことを、自覚するのである。

 今は、何かと健康ブームで、自分でもそんな振る舞いをしていないと健全な大人として扱ってもらえない風潮がある。血液検査のHBA1Cで、平素の糖分の過剰な摂取量がバレバレなのだが、そこで、「うーむ、おかしいなー、父が高血圧だったから、むしろ塩分を控えてるんですよ」と、あくまで健康には気をつけている様子を漂わせ、しかしピントを外し、「甘い物は体に良くないから好きじゃないんです。御飯の食べすぎですかね」とかなんとか神妙な顔で話を反らせるわけである。とまあ、好きなものを控えてまで長生きする必要は無いと常々思っている。しかし、個人的に、本当に健康に良いことは、他にあって、不健康になる要素をできるだけ早く取り除くことだと考えている。たとえば、一般論として、煙草を一切止める、お酒を控える、食べ過ぎない、会社では欲を出さず無理をしない、子供(地球)の将来を心配しない、自分の死後の家族のことまで考えない、人生50年と心得、残りはおまけと考える。これらを自覚して、体に認識させれば、かなり健康になるはずである。 だいたい、先々まで能力以上の無理をしようとするから病むのである。

 尊敬する6歳上の先輩は、お酒や煙草も随分遠い昔に止め、どういう訳かある時から、健康一筋になり、サプリメントやミネラルに関する情報を世界中から集めたり、海外の免疫学会論文を読むなど、かなりの健康オタクで、休みの日はスポーツクラブで泳ぎ、年に何度か温泉旅行を楽しみにしていた。温泉なんて話をすると、健康との因果関係はないと思われるかもしれないが、実は、温泉を利用した「生体防御をまじめに研究している大学病院」もあるくらいで、侮れないのである。そんな病院で、教授に取材すると、「うーむ、なるほど、へー、そうなんだ」、と勉強になる事は多かった。そんな話をしたら、彼も温泉が大好きになったのである。それに、これ以上体に良い環境はないと思える毎日の生活習慣で、食べ物も動物性脂肪分、糖分、塩分の表記をかなり気にしていた。そんな先輩は、きっと、長生きだろうと安心し切っていたが、一昨年末、亡くなってしまった。

 強調するが、いくら体に良いと思われる事をしても、自分の体に適していなかったり、自分の体の現在の状況を正しく把握しておかないと、火に油を注ぐように重症化したり、あるいは、寿命を縮めてしまう結果にもなりかねないのである。唯一の命綱とも言える定期的な健康診断を重視し、50歳を過ぎたら年2回、60歳を過ぎたら年4回、70歳過ぎたら2ヶ月に1回というように、遺伝子が古くなればなるほど、あるいは免疫力が低下する年齢になればなるほど、経過を短期間でチェックする必要がある。60歳過ぎたら何があっても不思議ではないからだ。だから、僅かな数値の変化に目を尖らせ、基準値に収まっていても、CRP など必要ないくつかの数値は別途オーダーして計測しておく必要がある。これは、長生きをする為ではない。必然性のある死に方、つまりコストを掛けない死に方を選択するためである。ただ、寿命と言う視点で考えると、経験的に分かったことは、「素直で、物分りがよく、人間的にも優れた人は、早く亡くなる傾向がある」。そういう意味では、「わがままで、自分勝手で」、このブログを読んでも「そんなの嘘だ」と思っているような人は、まず大丈夫だ。

 何が大丈夫なのか分からないけれど、それ以来、健康に良いと言われる物は、実は、体を駄目にする物ではないかと、考えるようになったのである。理屈は簡単で、体に良い物は、たいがい体に負担が少ない物である。つまり、それによって体はどんどん弱体化してしまい、いざと言う時に役に立たない状態になっていくのである。例えば、正座をしなくなった人は、膝の刺激が大脳へ届かなくなり、大脳は、膝には障害は無いと認識している。その時、膝へは栄養やミネラルは供給されない。つまり、たまに歩く時に膝が痛む程度では、いくら膝に良い栄養素を供給しても、栄養素はそこへ届けられないのである。そんな、一寸痛むぐらいで、飲んだ栄養素が膝へ届けられると考えている事のほうがおかしいわけで、そんなに都合よく出来ていない。つまり、栄養素は、飲んだ後に「膝を使ってたっぷり動かさない」と効かないのである。

 そこで、あの飲みやすい「やさしいダイズ」でも、飲んだ後は効果が出るように、体に刺激を与える必要がある。飲んだだけで、じっとしていては、体は駄目になるだけである。そこで、優しいダイズに含まれる「食物繊維」を効果的に使う為に、腹筋を使う運動をする。次に「イソフラボン」を毛細血管まで届けるために、頭皮のマッサージをする。そして、「たんぱく質、カルシウム」を体中浸透させるために、ウォーキングをする。飲んだ後、これらを「実行することで」で体に与える影響は大きく変わってくるのである。

 さて、飲み方だが、体に良いからと言って、そんなにガブガブ飲む必要は無い。経験的に、一日カップ1/2でも十分効果がでる事が分かってきた。コーヒーに少しづつ混ぜるとか、パスタに生クリームの代わりに使うとか、工夫をしながら、自分を騙しながら使うのが良いと思う。そこで、最近はまっている組合わせを紹介したい。「やさしいダイズ」はミルクのような薫りが特徴だが、やはり、そのままでは、大豆の渋みのような物が口に残るし、時たま忘れた頃に不意な拒絶反応が現れる。回避策として、火を通すことでそれらが緩和される。さらに、「抹茶」を添加すると、飲みやすく拒絶反応も少ない事が分かってきた。これなら1日2杯ぐらいまでなら楽しんで飲める。お茶屋さんで普通に販売されている抹茶で十分なので、是非、お勧めしたい。そのまま抹茶を入れると溶けにくいので、お湯で抹茶を溶かしてから、投入したほうが良い。そしてこれだけでは、さすがに甘味が足りなく口寂しいので、バウムクーヘンを組合わせることにした。結構美味しいし、これなら、しばらく頑張れそうな気がしている。土日の朝食にいかがかな。
ではこちら
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