今日は、朝からカラッとした暑さで、空には既に入道雲が鎮座してこちらを見守っている。日差しは鋭いが、既に峠は越えた感じである。それにしても、こう暑い日が続いていると、街中も人通りが少なく、しばらく歩いても人影を見かけることは無かった。いったい、何処に隠れているのだろうか。遠くで救急車のサイレンが走り抜けてゆく、誰か熱中症にやられたのか。いや違う。熱中症にやられても、そのまま放置されるはずだ。そんなことより、人が増える前にフローラルガーデンへ着かなければと、ひたすら西へ向かって歩いた。紫外線がジリジリと首筋を焼き、あっちーっ!。
歩いている間はさほどでもないのに、信号で止まると汗が噴出す。おっと、そうだ、思ったより体温の上昇が早いので、水分を補給しなければ、このままだと脳梗塞になるかもしれない。いかん、いかん、と自販機を探す。側面に白と青で、ION SUPPLY DRINK・・・・と書いてある自販機を見つけた。よしよし、これだ。それは、涼しげな日陰にあった。百円玉を2枚取り出して指に挟んだまま、サングラスを上げて銘柄ボタンに見入る。それでも、よく見るとボタンのランプは、かすかに「売切れ」の表示が灯っていた。左から右へ、あるいは上へ2列目、3列目と追いかけても全て売り切れだ。しばらく補充には来ていないようであった。仕方なくオロナミンCにする。うーむ、なかなか楽な商売をしている大塚製薬であった。
それでも、喉につっかえるような、久々の炭酸に苦しみながら、「元気ハツラツ」と自分に言い聞かせ、やっとの思いで京王多摩川にあるアンジェにたどり着いた。コンクリートの照り返しがサングラスの下から割り込んで眩しい。入口あたりにも人影は無く、フリーパスをチェックをしてもらって入園する。観覧者のいない、やや不気味にも思える今日の庭園だが、気持ちは徐々に安堵してきた。広範囲の風景を広角レンズで狙える安心感は、撮影を楽にしてくれる筈だ。今日の写真は、前回、前々回と組み合わせで観てもらうようにしたい。
池に浮かんだドームに立ち入り、1枚目の「ドームの写真を撮影した場所」の方にレンズを向ける。2枚目の「小川の写真を撮影した場所」もちゃんと入っている事を確認しながらシャッターを切った。撮影した時はわかっていても、何年も経つと撮影場所が分からなくなることもあり、このような撮影は、写真としては決して面白くは無いが、自分の記録としては必然である。写真は、丁度、舞台裏を撮影した感じになる。庭園の中でもこの一帯は、池もあり、木々も多くて、一際爽やかで涼しい。1枚目の写真も、2枚目の写真も、撮影日や、撮影時間帯が異なるので少しチグハグに見えるかもしれないが、それらの写真は、今日の見ていただく写真の「中央部左端寄りの位置」から撮影している。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%21748&app=WordPdf
補足 前回(2枚目)、前々回(1枚目)の写真とは、フローラルガーデン6と7の写真のこと。今回の写真8で3枚セットになる。