暑い夏が続いた後の秋は、必ず早々と寒波が押寄せる。しかし、気温の変化は、過渡な変化でもあり徐々に収束する。そこで、今からこんな事を話題にするのもいかがな物かと思うが、他力本願型体温上昇の勧めとでも言えばよいのであろうか、自主性無しに体温を上昇をさせ、如何に手っ取り早くその恩恵に与るかについて考察してみたい。最近といっても、もう3~4年になるけれど、体温を上げると、免疫力が改善されるという説があった。確かに病気になると微熱や体温が上がったりするので、因果関係はありそうだ。それが顕著に出るのが夕方の体温である。夕方微熱が感じられるのは、注意が必要だといわれている。さて、そんな健康の事ばかりではない。寒さに耐える為に体温を上げて活動しやすくしたいとか、あるいは、体温を上げることで血流を活発にして脂肪を燃焼させ、目を見張るほどスマートになりたい(むり)、など理由はいくつかあると思うが、体温上昇志向と言うのが流行り続けている。それは、やはり自分の体で、それなりの効果を実感できるからである。
一生懸命に体を動かして、体温を上げるのとは違い、体の反応を利用して、あたかも自分の体温が自然に上がったがごとく感じるのがよいのだそうだ。それによって、体も軽くなり、活動的になるなど、愛好家からよく自慢されることがある。それには、生姜や唐辛子が使用されるという。風呂へ入って温まるのと同じと思われるかもしれないが、熱効率的に言えば、体の中心から外に向かって温度の低いところへ熱が逃げる構造が良いのである。一方、私の場合は、ウォーキングで150分ぐらい歩いてくる。すると、ま、先に「暇だね」とも言われるが、体を動かして機能させ、結果的に体温が上昇するという、プロセスが本質的に優れていると思っている。これには理由が幾つかあるが、体を動かすことによって筋肉を強化し、基礎代謝を改善するとか、骨に対する刺激により関節の強化など、運動でしか得られない効能も多いのである。
さて、食事をしても、それらはエネルギーに変換される。そのエネルギーの75%は体温維持に使われているという。つまり、食事をすると熱くなるのは、温かい御飯を食べたからという単純な理由ではない。実はここに重要な意味がありそうで、その理屈は、今だ解明されていないが体温を高く維持する事は、生命維持にとても深い関わりがあるそうだ。そこに年配者として、現役引退後の重点施策を設定するのは、最も基本的な健康管理と言えそうだ。本当は、幾つになっても軽いジョギングやウォーキングをするのがよいが、そんな暇がないとか、関節が痛むとか、もろもろの屁理屈のような言い訳をする前に、まず体温上昇させる実践をしてみるのがよい。年齢を重ねるにしたがってより効果的になりそうだ。もちろん、若くても低体温の人や、寒さの一番厳しい時期には誰でも試してみた方が良い。
今日は、リンゴと生姜のジュースを用意した。生姜が入っている分だけ暖かさが継続する。これから寒さも一段と厳しさを増す中、リンゴと生姜の味覚の相性は抜群で、ホットですっきり美味しく飲める。おまけに、しばらくすると、ぽかぽかと思った以上に心地よい時間が過ごせ、引きかけた風邪の症状の鼻水や喉の痛み等は、どこかへ飛んで行きそうな感じになる。こんなに体が楽チンになって果たしてよいのであろうか。ウォーキングが出来ない雨の日は、これも良いと思う。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%21824&app=WordPdf