2010/11/26

クリスマスグッズ

 今年も、もう1ヶ月と残り少なくなった。デパートやスーパーなどでは、入口に見上げるようなクリスマスツリー、店頭の飾り付けには大量に並んだ赤や白の長靴など、子供達は目をまるくして眺めたり、小さな指でその長靴に向かって指差したり、近くへ行ってみたりと、心が躍っているようだ。すでに、今月初めから徐々にムードが盛り上りはじめ、毎日待ち遠しそうである。わかるなー、今時は他に楽しみはないからね。もちろん、今時のクリスマスイブは、そんな赤や白の長靴だけでは済みそうもない。サンタのおじさんも物入りである。さらに、それ以前にも少しづつ楽しみを作ってあげてほしい。ということで、クリスマスツリーのように、今から1ヶ月の間だけ、待ち遠しさを楽しみに変えるグッズを並べてみたい。

 クリスマスに限ったことではないが、待ち遠しい日々をどのように過ごせば退屈でなくなるのか、人生もそうかもしれないが、やはり人は希望や楽しみを抱いている時が幸せなのである。まず、そのひとつの具体的な回答を用意してみた。それが写真の一番手前に写っているアドベント・カレンダーと呼ばれるものである。これは、このカレンダー上にある「その日のフタ」を開けて、中に入っているキャンディーとかチョコを取り出してその日に食べるのである。それを楽しみに、みんな寄り道もせず学校から帰ってくるわけで、辛い人間関係も乗り越えられるし、今日の楽しみ、明日の楽しみと、毎日僅かな楽しみの中で過ごし、嫌なことは忘れて、クリスマスイブまでプレゼントを楽しみに頑張るのである。写真の本体は、全て木製で精度よく仕上げてある。このカレンダーを見て、幼い日を懐かしく思い出す人も少なくないと思う。

 12月になると、毎日夕方から家の周囲をLEDの点滅で飾り付けたお宅が見受けられる。このような仕掛けは、お父さんがお休みの日に家族全員でその作業を手がけたのであろう。そんな家族が団結している姿を見たことはないが、しきりに点滅をしている状況をみると、勝手にそんな風景を想像をしてしまう。我々の幼い頃には無かったものである。50年前はせいぜい、小さなもみの木を買ってきてもらい、毎年同じ飾り付けをほどこして24日のクリスマスイブを待つというのが一般的であった。そこで、今日は、押入れの奥から取り出してきた、超小型のライトツリーも一緒に飾っておくことにする。動作としては電球が点滅するだけだが、それでも気分だけは楽しくなる。

 あと、写真のパネトーネ(写真左) は、クリスマスの1ヶ月ぐらい前からイタリアの家庭で作られ、親族や友人に配るという習慣のある菓子パンである。パネトーネ種の酵母を用いてゆっくり発酵させたブリオッシュ生地の中に、ドライフルーツを細かくして混ぜて焼いてある。パネトーネの酵母は国外流通を拒んでいるため、パネトーネのイタリア国外での製造は難しいとされている。写真に写っているものも、もちろんイタリア製。あと、ブリキの長靴(ミニブーツティン)は、マシュマロとチョコレートが入っている。このような小さめのグッズの集合は、大して費用もかからないし、集める品物の形や色合いによってセンスが活かされる。こじんまりと玄関にでもスペースを作って、毎日クリスマスまでチカチカと楽しんでもらいたい。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%21834&app=WordPdf

補足:子供さんの口に入るものには注意が必要で、グッズの製造元や原産国の表示を確認したり、お店の人に安全を確認するとか、可愛いからと言って無条件で子供に与えてはいけない。