2011/01/18

マッサージクッション

 何かにつけて、おおよそ楽ちんになるなら徹底して体は動かさず、身を任せると言うのが良い。マッサージ器ならば、アームやもみ玉が、早く動いてみたり、ゆっくり上下したりと、まるで指圧屋にでも行ったような夢心地を求めるのが普通である。構造は、一人掛けのリクライニング・シートと言った感じで、勿論、足など局部的なマッサージをする専用器と言うのもあって、それも、それなりに利用方法はあった。最初のうちは毎日でもそれに座り、30分でも1時間でも体を揉み解すのであるが、まあ、だいたい体調もよくなってくると、そのリクライニングシート自体が少々邪魔になるので、始末してしまった。しかも、最近は、廃棄のためにも費用がかかるので、特に大型の物は、よほどの利用価値がないと買わないのである。

 とにもかくにも、マッサージ器のキーデバイスは、もみ玉である。これが左右2個づつあって回転する。互いに反対方向へ回転し、そのもみ玉の回転する力で優しく凝りをほぐして血行を改善するわけである。もみ玉というくらいだから、体のどの部分でもその回転力が威力を発揮する筈である。確かに、リクライニングシート型では、上部の首筋から腰のすぐ上あたりまで上下する。それでも、このもみ玉のお陰で肩の凝りを取り除いたり、胃腸のへたりを活性化したり、あるいは腰の疲れまで、改善してくれる。ただ、良く考えてみると、その型から外れた応用が利かないのである。丁度、鯛焼きの型にはまったような状態で、ちゃんと入っていれば揉み解す部分も決まってくるが、ちょっと太ももを何とかしたいとか、頭のてっぺんを揉み解したいとか、そういう応用には全く使えないのである。

 だから、そういう型にはまるのが嫌いと言う人に向けたマッサージ器が存在する。それが今日紹介する「株式会社アテックス」の「ルルドマッサージクッション」である。マッサージしてもらうときに使うクッション?いや違う。クッション型のマッサージ器なのである。元日の報告したように、このブログをお読みになっている大半の人が腰痛をお持ちになっているようなので、私も自ら進んで購入してきたのである。概観は、36cm角の正方形で厚み15cmのクッションの中に、「ヒーター付きのもみ玉」を搭載している。つまり、もみたいところへ移動して、もみ玉をあてがって血行改善を図るマッサージャということである。つまり、頭のてっぺんから足の先まで、何処でも自由自在に揉み解す事が出来る優れものなのである。

 早速、横になって腰や背中をにあてがってみる。マッサージクッションは36cm角しかないので、上下に座布団を敷いてあると良い。あっちへ向けたり、こっちへ傾けたりと、ちょうど端から見ていると、クッションと戯れているように見えるかもしれない。まさに、気が抜けるようなというか、幽体離脱のような気持ちのよさである、スイッチを2回押すともみ玉のヒーターに電気が入り暖かくなる。肩甲骨の辺りなどは、本器ならではの特長が活かされて、痛みがいつしか心地よさに変わる。これだけでも、買ってきた価値はあるが、ふくろはぎからかかとまでも使えるし、ソファーの上部に置いて首筋に当てるとこれまた気持ちよい。で、常時仕事机の椅子の後部に置いて、疲れたなと思えばスイッチを入れると言った具合に使う事も出来る。15分で自動的に電源が切れるので、使いながら気持ちよくあの世へ行ってしまうことも無い。価格は7,800円なので、2個あっても使い道は多いし、胴体と両手両足で計5個買って一挙に全身という方法もあるが、それでもソファー型の安価なマッサージ器の1/4ぐらいの費用である。年寄りじみた話になるかもしれないが、ここんとこ寒いので、「ほぐし屋」など外出も辛い方にはもってこいの商品である。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%21875&app=WordPdf

補足:安くても効果は変わらない、ええわ~ぁ。