今日紹介するのは、「駿河湾産の新鮮な桜えびと季節の野菜を豊富に使った薄味料亭仕立ての炊き込みご飯の素」というものである。もう少し先の季節になると、5月頃からこの駿河湾の辺りでは、桜えびが天日干しになって周囲の風景を桜色に染める。新幹線で近くを通過すると、最初は、そんな風景に、ちょっぴり驚いたりしたこともある。しかし、「美味いもの好きの人」は、この季節は観光を兼ねて、小田急線で沼津あたりまで新鮮な桜えびを食べにくるらしい。良い悪いは別として、最近は暇な人がやたらとあちこち出没しているために、毎日仕事で忙しくしていて、たまにしか外出しない世間知らずのおっさんは、たまにそういう所へ出かけると戸惑うことも多いようだ。
やっぱり世の中、バランスよく出来ていて、研究熱心な人は、インターネットのお店から美味しい桜えびを購入して楽しんでいる。一度は沼津まで出かけたが、やっぱり人が多くて疲れるからパソコンに向かってショッピングをした方がよいということのようだ。ただ、現地へ行けば行ったで新しい発見もあったりするし、その場で揚げたてをいただくというのも悪くはない。我々の世代のマザコンオヤジは、かつて幼いころ「外出時の買い食いは御法度」であった。何か食べてきた気配を感じさせると、母から、「あんたぁ~、何を食べてきたんね」と無理やり口を開けさせられた事を思い出すからである。その分、今となっては、外出時の買い食いは、自由自在である。もっとも、叱ってくれる人もいないのだが。そんなこともあって、買い食い自体はストレス解消の1つになっているのである。
さて、本題の「桜えびの炊き込みご飯」なのだが、これから春先にかけてカルシウム不足を補うのに丁度よい。えび自体は、大振りな物から小さなものまで、何よりも臭いが強いので、桜えびといえども大量に使うと嫌味になるかもしれないが、好みと適量で加えれば美味そうな感じになると思う。そこで、その量の調整に使うのに重宝するのが、乾燥えびということになる。つまり、炊き込みご飯に使用する具材の桜えびが足りないと感じる人は、乾燥えびを加えるなどして調整するとよい。
そうやって、作ったのがPDFの炊き込みご飯である。乾燥えびには、もちろん駿河湾で採れた桜えびの乾燥物で1g50円を8g使用(2合)した。他方で、臭いの強いえびに対抗するために、これまた味の濃いアサリの味噌汁と組み合わせてみた。組合せとしては、少々くどい感じではあるが、好きなお新香と併せていただくと結構な感じになる。お昼に小安く、春を感じるにはぴったりかもしれない。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%21911&app=WordPdf