2011/04/17

飲むダイズの最新作は凄かった

 何と言っても、この外形から来るイメージは、宇宙人= リトルホワイトと呼びたいくらいである。異様な雰囲気を放ち、触る者を興奮させる。恐る恐る手に取ってみても、こんなに凝った外装を纏った飲料は初めてである。どこか怪しいな、と思いながら裏を覗くと、あの大塚グループの本家本元の「大塚製薬」の製品であることがわかる。うーむ、ひとまず安心である。何はともあれ、この瓶の形状は素晴らしいデザインであり、つい中身を分解してみたくなる。カッターで包装カバーを裁断し取り除いてみると、包装カバーの内側は光を遮断するダークグレー色であった、おまけに中身の瓶も直射日光を避ける茶色である。そこまで品質に拘る品物かと期待をさせる。

 一口、口に含むと、強い炭酸が口いっぱいに広がり、超刺激的で悪くない。次に、渋くて低い声で「ううー、これは飲んだ事の無い味だー」と唸りたくなるのである。さっぱりした切れ味の中にコクがあり、そのコクが大豆製品としての実体感を強調するが、それもつかのま、あれ、もう終わり?と瓶を覗く感じで、すぐに飲み干してしまった。香料の使い方が絶妙で美味しい。こんな薫り生まれて初めてで、飲んだ後の爽やかさは抜群といえよう。とにもかくにも、1度は試飲してもらいたいと思う独特の清涼感がある。それでも、大豆まるごと飲料なんだそうである。うーむ、そ、そ、そうか。

 確かに、「ミルクのように優しいダイズ」も冬期ならば良いが、これから暑くなると、一寸飲みにくいな、と思っていた矢先の発売であった。商品名は、SOYSHで「大塚独自の新製法で大豆から大豆の栄養素を余すところ無く、封じ込めた商品」と書かれている。コンビニなどに、あれだけたくさんの清涼飲料が並んでいながら、それでも、まだ、こんなに鮮烈な清涼感を出せる、しかもダイズで?そんな手品のような商品が何故用意できるのかと感心させられるほどのインパクトであった。まさに他を圧倒する素晴らしさは、絶賛に値する。

 さて、このブログでは、いつも、この大塚グループへは厳しい態度で臨んできた。「スゴイダイズ」などは思いっきり厳しいことも書いているし、「ミルクのような優しいダイズ」には、底なしに嫌味タラタラな部分もある。ただ、今まで紹介した中で、こよなく愛せる商品として、1つだけ「大塚チルドの贅酪シリーズのヨーグルト」があったわけだが、売れないからか大塚チルドから離れてしまった。私にとってとても残念なことだった。そして、今回、このSOYSH の外観を眺めて、「触って、飲んで、感じて、唸る」、やはり、10年先、20年先を見越して、本気で勝負する商品を創造した、素晴らしい企画だと思える。その商品化までスタッフ一同、毎日エキサイティングな時間を過ごしてきたに違いないし、その成果に拍手を贈りたい。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%21930&app=WordPdf

補足1:文句なし、飲んで驚く。 
補足2:贅酪シリーズは大塚チルドでは販売し切れなかった。元のブランドで販売は継続されている。