このブログでは、血液型B型の嗜好でもある乳製品を扱うことが多い。みんな、どんなヨーグルトに興味を持っているのか、あるいは、どのヨーグルトの情報を探っているのか、興味を持って調べてみた。定期的に覗いている方については分類できないが、検索から入ってきた一元さんのアクセスでは、何と、2010年7月リリースの「グリコの贅沢ヨーグルト」が食品関係で1位なのである。しかも、昨年からの累計ではない。1か月前までの全体ランキングで8位に入っているのである。さらに期間で調べてみると、4月から情報を求めている件数が徐々に増えているのだ。ちなみに、全体で次は、いつもの「腰痛治療」(08/05/15)である。
この背景にあるものは何か?あくまで推定だが、東北の震災の後、市場から一挙に乳製品がなくなった時期があった。しかし、時間の経過とともに、徐々に牛乳やヨーグルトの一部の商品が戻ってきたわけだが、それに対して、この「グリコの贅沢ヨーグルト」は、市場から忽然と消えたままなのである。ひょっとしたら、このまま市場から姿を消すのではないかと心配になるのである。そこで、グリコのホームページを覗くと、震災前と同じページが出る。まったくもって無神経な感じは拭えず、不安から苛立ちに変わる。もちろん、近所にあるいくつかのスーパーを探し歩いても実物はない、「どうなっているんだ!」とファンの苛立ちは最高潮に達するのである。ま、そんなこともあってインターネットで情報を探しているのだろう。数は少ないけれど贅沢ヨーグルトのアロエの方は戻っている。
そこで、フルーツミックスの贅沢ヨーグルトが戻ってくるしばらくの間、この製品を代替えにしてはどうだろうか。少し甘さを抑え、ビタミンCとEを加え、ダイエットにもなるし、商品がなくなることもない。それは、「スゴイダイズのヨーグルトタイプのクランベリー味」である。この商品企画は、なかなかいいと評価しているのである。まず、第一にクランベリー味にしたことで、ダイズ固有の味から距離を置いていること、ただ、喉を通過する頃、やっぱり大豆だなと思わせるところはあるが、食感は、ババロア風になっており、酸味が効いて、甘くない生菓子と思える程である。まあ、なかなかいい感じではあるが、成分表を覗くと、これまたスゴイダイズを凌駕する食品に進化していることが分かる。つまり、成分的には、ニーズをすべて盛り込んでいるようだ。
・・・が、である。このような、インターネットで徹底したアンケート調査をして商品を作る。そこまでは評価できるが、それをよりによって、3パック100円のヨーグルトを並べているイトーヨーカ堂のようなスーパーなんかに置いても、売れる筈がない。3パック100円の引き立て役でしかないのだ。まさに、商品はいいが、売れない結果になる。このことは、贅酪ヨーグルトの時にも同様な趣旨の事を書いたと思うが、インターネットでアンケートに答えてくれた人種は、まず、インターネットを使い慣れた、働く若い女性である。それは、美とお肌の健康に気を配る人たちで、でも、忙しい、つまり、気が向けば、すぐに手に入る商品でなければならない。ということで、24時間営業のコンビニに置いてある必要がある。でも、少し高くてもよい。という若者購入の構図であることを認識すべきである。そうやって、若い女性向けの告知行為と置き場を厳選することで、健康食品の地位確立を早く目指した方がよい。
それにしても、国内のどこで大豆が大量に採れているのかは知らないが、大塚食品は、大豆を使った商品を次から次へと展開し、隠れている様々な大豆ファンを掘り起こして、新たな大豆のマーケットを形成しようとしている。商品の形態とともに、「スゴイダイズ」の名前が一人歩きして、イメージが出来上がりつつあるのは間違いなく、今日の商品も、その布石の1つである。植物性乳酸菌、イソフラボン、食物繊維(大豆丸ごと使用)、ビタミンC,Eなど、必要とされる成分を幅広く採りいれ、若い女性の気持ちを鷲掴みにできる商品のようだ。
ではこちら
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