台風が去って、天気が回復したところで、空を見上げて雲を眺めていると、つい猛暑の頃を思い出してイメージしてしまった。やはり今から気分的に、憂鬱な印象を隠せない。我が家は、もう数年前から体調管理の為、クーラーを使わず夏を過ごすことにしていて、それ自体に問題は無いと考えているが、どちらかといえば、片道2時間の通勤電車の中が辛いのではないかと心配している。若い頃なら水分補給をこまめにして発汗を促すのだが、それが、最近なかなか機能しなくなってきた。代謝機能が上手く働かず、水分量が適切でも食欲を失うし、僅かでも多すぎると胃腸の調子を狂わせる。胃腸の調子が悪いとしばらく水分を補給できない。まさに、不調が不調を産む不調地獄とでも言うのであろうか、何とも辛い状況になるのである。結局、猛暑のイメージはそれを心配させてくれる。
ま、「そんな事は、知ったこっちゃない」と、お叱りを受けそうだが、同じ様な胃腸の弱い人には、やはり、やや固形分を残したダイズ飲料をお勧めしたい。それがあの、「ミルクのようなやさしいダイズ」なのだが、大塚チルドも手を変え、品を変えて、「ああでもない、こうでもないと、言い訳ばかり」して、好き嫌いを言う強情な我々に、何とかダイズを飲ませようとしてくれているのである。それが今日紹介する「いちご味」と、「バナナ味」の新製品である。色々と考えたあげくの果ての商品化ということはわかっているのだが、両者とも「リンゴ濃縮果汁」が入り、その上で、バナナ味には「バナナ濃縮果汁」を加え、いちご味には「いちご濃縮果汁」を加えて、ごくごく普通に口当たりの良い大豆飲料に仕上げてある。しかし、両者とも果汁10%未満である。
一口で申し上げると、甘くて随分飲みやすくなっている。ただ、いちご味は、どこのいちご採取したか判らないが、甘さの後にいちごジャムを溶かしたような少し強めの薫りが口に残り、「うーむ、なるほど」と、他のいちご関連商品に共通な味に仕上っている。古い世代の人には、何処となく懐かしさを伴う口当りともいえる。また一方の、バナナ味も先に甘さを感じ、甘さの奥にバナナ味が漂うという印象で、両者とも誰にでも馴染み易い風味だといえる。だが、我々の世代の人たちには、特にイソフラボンが重要な働きをすることが分かっていて、少なからず摂取して、毎日を有意義に過ごしたいと思うのである。実は、大塚チルドはこのあたりの説明が、やや欠落していると思える。もちろん、医薬品ではないので、効能など難しい側面をもっているにしても、少なからず成分意図をもっと強調してもよいと思われる。そんな背景もあって、本質的には大豆飲料が口に合いさえすれば、飲みたいと思ってきた。
先日紹介した、「SOYSH」は、すこぶる気に入って時々飲んでいる。宇宙人的デザインで、超刺激的な口当りが、新たなダイズ飲料を創造していると思えたからである。そんな印象なのに対し、「ミルクのようにやさしいダイズ」の方は、馴染み易い口あたりで、幅広い層を狙って商品化された経緯を感じる。カリウムとカルシウムがそれぞれ強化され、たんぱく質、イソフラボン、カルシウムがバランスよく含まれているので、絶対的に健康重視派をターゲットにした商品に間違いはない。が、しかし、甘さを加えることによって、やや軽さの伴う飲みやすさにつながり、どちらかと言えば、もう少し、口当たりに珍しい風味を加えてほしかったのである。今からでも遅くない、日常的でない果物の風味を加えてほしいのである。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%21583&app=WordPdf
補足1:「ミルクのようにやさしいダイズ」の販売は、大塚チルド食品㈱。「SOYSH」の販売者は、大塚製薬㈱である。
補足2:ついでに「SOYJOY]の新製品フルーティートマトの製造者は大塚製薬㈱である。こちらの写真は無い。