最近は、購入に手間がかかったり、面倒な商品を用意するコンビニが増えている。私も、近所にあるミニストップで、毎日のようにアイスコーヒーを買うのだが、意外なほどお安くて美味しいので虜になっている。標準価格は150円で、これ自体はまあ普通かもしれない。カップに大きめの氷が3個は入った容器を渡され、自分で好きなだけコーヒーを注ぐのである。この様な、お客に節度を求める精神は気持ちがよい。時折、こぼれるくらい注ぐ若者を見かけるが、そうそう!若いうちは、周囲の体裁なんぞ気にせず、思いっきり注げばよい。ミニストップとしては、それももちろん織り込み済みである。
さて、本題はここからである。このアイスコーヒーの蓋にはシールが添付されていて、それを専用の台紙に4枚貼って持ってゆくと、1杯無料というサービスが期間限定で実施されている。つまり5杯で600円=1杯120円ということになる。そして、さらにこのアイスコーヒーが気に入れば、ミニストップのモバイル会員になって、モバイルクーポンを提示すると、さらにその場で1杯当たり20円値引きしてもらえる。つまり、5杯で520円=1杯105円ということになる。勿論、周囲を気にせず大盛りでも構わない。しかし、果たして、これで儲かる商売かどうかは分からないが、お得感を求めて毎日のように通っているのである。
このミニストップの戦略価格を把握したついでに、もう1つアイスコーヒーの話題を続ける。既に08/06/06に紹介したKEY COFFEE の水出し珈琲パックが今頃になって、ひそかなブームとして広がりをみせているらしい。このたび、携帯用マイボトル向け(少量パック)も発売になっているので、再び紹介したい。水出し珈琲とは、水でゆっくり時間を掛けて珈琲のエキスを抽出するもので、通常のお湯を使ったドリップほどコーヒーエキスが早く抽出されない。したがって、それに伴うえぐみや雑みが少なく、飲みやすく美味しい。ただ、コーヒーを長時間水に浸けておくと、同様にえぐみや雑味も出やすくなるので、水温や抽出時間も適切な対処が必要になる。一般的には、長い経路に置かれた珈琲豆の中を水滴が落ちて、数時間後に容器の下部に貯まるような、専用の抽出容器を必要とするが、この水出し珈琲では、珈琲パックを指定時間だけ水に漬けておけばよい。
既に、紹介済みの「香味まろやか水出し珈琲」は、毎年1袋増量サービスになる期間がある。それを除いて計算すると、1パック(35gx4袋)360円相当になり、1袋3杯分計12杯程度(=一杯30円)。一方のマイボトルで作る方は、1パック(20gx4袋) 240円相当になる。こちらは、1袋1.5杯分計6杯程度(40円)になる。これだけだとお安いのだが、製造には美味しいお水も必要だし、時間もかかるので面倒な印象がある。しかし、一方で、時間のある人たちには、水源にこだわればこだわるほど、マニアックになれるし、薫り抽出にうるさい人には楽しい逸品となる。意外に思われるかもしれないが、この商品は夏場だけではなく、冬場でも美味しく楽しめる。抽出後にホットにするとこれがまた美味しい。まあ、何のかんのと、こだわっても、水を使うには、放射能の含まない清いお水を使いたいものだ。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%21964&app=WordPdf
補足:今、まさにシールを4枚貼って持ってゆくと、1杯サービスである。このサービスの1杯にもシールが付いてくる。つまり、次回からは、360円で4杯(=1杯90円)ということになる。どうよ。
水出し→パックの珈琲は、珈琲粉末の中に浸透した水の力でエキスを抽出する。最後に珈琲粉末はたっぷりと水を吸収して膨らむ。つまり、400mlの水に漬けておいても、400mlの水出し珈琲が出来上がるわけではない。水15~20%程度は、珈琲粉末と一緒に捨てると思った方がよい。