2012/06/26
ロクシタン社のブァーべナ商品
今、様々な薫が広がっている。より自然に近く、人々が好む薫の開発にも余念がない。また、臭いそのものを消す技術も進んでいる。それら薫の技術は、食品から芳香剤までさまざまな分野に展開されてきたが、ここ10年くらいで急激に進化を遂げた。これらは、工業的に作られる化学物質からなる香料と、天然の素材から抽出される香料とに分けられ、それぞれ独自に発展してきた経緯があるが、体に取り込んだり触れる物については、一切化学物質を使わずオーガニックに育てられたハーブなどの成分から抽出したものが好まれる。
香水とかコロンは、やはり天然素材の「生もの」なので、いくらアルコールが使われていても時間経過とともに変質が進んでゆく。明らかに劣化したら誰にでもわかるが、香料は不気味な性質を伴い、変質しているのかアルコール成分が揮発してしまったのか分かりにくく、また、体から出る汗や脂と混然一体となって臭うので、区別がつきにくいことが多い。特に年配の人の中に、昔のままの香水やコロンを使われるケースが多く、異臭を発していることも多い。限られた空間では、周囲に迷惑になることも多いので、老いも若きもこういうものは新鮮なものを使ってもらいたい。
今日は、初夏にふさわしい柑橘系のブァーべナ系商品を紹介したい。ブァーべナは、葉が生薬として知られる馬鞭草(バベンソウ)で、ヨーロッパではハーブとして知られている。それから香料を抽出して石鹸やコロンとして商品にしたものである。使用されているブァーべナは、周囲を自然に囲まれた「地中海のコルシカ島で有機栽培されたもの」との記述があり、とことん自然な感じが好まれている。薫は、レモンより濃厚な感じの薫の濃い目の柑橘系で、大変爽やかな印象を受ける。梅雨時期のじわっと汗ばむ時期から、カラッと太陽が照りつける初夏まで、気分を変えて清涼感に浸れる商品である。
ブァーべナ系は、男女を問わず使用することが出来る。ロクシタン社では、オードトワレ、ハンドウォッシュ、ボディーローション、ソープ、ジェル等身体に直接使うものから、ホームバフューム(ディフユーザ付き)、センティッドキャンドルなど室内で漂わせて使うものまで用意されている。オードトワレは、他と比べると柑橘は鮮烈すぎる程に薫るが、最初だけで、少しづつ時間と共に変化し、爽やかで、すがすがしい気分がいつまでも残る。また、何度か使うことで、自然に自分の身体に馴染んで溶け込んでくる感じが安心できる。嫌味なところがなく、皮膚に触れても被れることもない。それが天然素材のみで作った良さなのだろう。
ではこちら
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