地上の線路を切断し、必要ない部分を撤去する。そして、地下トンネルで既に敷設されている新線路と接続するには、どのような手順で作業が進められるのか、誰でも興味はある。しかも、自分の目で作業を見てみたい、うーむ、「一生に一度」も切換工事なんか立ち会えないと思う筈である。近所の人たちだけではない、遠くから来たカメラマンは、望遠レンズを通して固唾を呑んで作業を見守っていた。どのような手順で作業を進められたかは、想像の通りなので説明は割愛するが、今日はこの接続された工事中の線路を見ていただきたい。PDFの写真は新宿方面に向かって撮影。
作業終了後は、地上の踏切警報機は置物になり、線路の隙間は埋め尽くされている。この地下化については、30年以上も前から計画されてきたが、その間も、この区間の踏切待ちによる渋滞は、徐々に増えて、いつしか凄まじい状態になっていたのである。特に、調布の本線と京王相模原線が分かれる調布駅西側の踏切(下の写真)では、車の交通量が多い割には踏切の横断距離が長く、締切時間も長いとされていた。これも近年、電車の増発ダイアによってさらに拍車を掛けてきた。この工事の総称は、「連続立体交差工事」と言うぐらいで、地上にある18ヵ所もの踏切をなくす事が出来たようだ。
ではこちら
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%211185&app=WordPdf
補足1:京王線の記述分類として、本線は、新宿から京王八王子まで。相模原線は、調布から橋本まで。高尾線は、北野から高尾山口まで。井の頭線は、吉祥寺から渋谷まで。途中、明大前で本線と乗り換え接続可。を指す。
補足2:上部写真の説明 一番上の写真は、布田→調布の間の9000系。二番目の写真は、国領駅に隣接する狛江通りの踏切が開いた時の様子(夕刻撮影)。三番目の写真は、切換作業終了後に国領駅手前で地下へ走る8000系車両の先頭車。
補足3:前日は、あちこちで別れを惜しむ人が溢れた。仮設の調布駅とホームに入線している京王線4本を撮影しようと、踏切の中から撮影する人達。京王八王子からの各停が背後に迫っている。
補足4:前回(第1回)の国領駅先方の地下工事紹介(再掲)
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%21957&app=WordPdf
補足5:野川を渡る京王線(再掲)。この左側150m先近辺から下がリ始める。
https://onedrive.live.com/view.aspx?cid=CFBF77DB9040165A&resid=CFBF77DB9040165A%21636&app=WordPdf