サンヨー食品は、ついに「太麺の美味しいちゃんぽん」を完成させたようだ。この領域まで来ると、もはやマルハニチロ食品の冷凍「レンジだけ!ちゃんぽん」とか、日清食品冷凍の「海鮮ちゃんぽん」さえも少し影が薄くなってくる。もちろん、専門店のちゃんぽんも同じだ。リンガーハットは、長崎発祥の「ちゃんぽん専門の全国に展開するお店」である。だから、そこそこのお値段で、ちゃんぽんの代表的な美味しさが実感できると言えよう。もちろん、全国展開に当たり、必ずしも伝統的な美味しさのみで店舗数を拡大してきたわけでもなく、やはり、何らかの工夫や地域社会のニーズの違い、あるいは、競争原理などを経て現在に至っている筈である。ならば、やはり「地元の長崎にあるリンガーハット」で食べる「ちゃんぽん」が、一番バランス感覚に優れていると考えるのは自然である。・・・うー、よくわからんが。
前回、「麺の力 中華そば」を紹介した時にも強調しているが、「坦々麺とちゃんぽん」は、サンヨー食品の長期にわたる、袋めんへの思い入れを垣間見る製品といえる。実際の台所における「袋めんの最大活用術」というか、難しいのは、いずれも袋めんの持つ「少しだけ手を加えて美味しく戴く作法」を顧客が活用できるかという点にある。もちろん、同社が別売りしている「坦々麺の具」とか「ちゃんぽんの具」を併用して、手軽に本場の気分を味わうのも1つの選択肢に成る筈だが、いまだその優位性は不明である。しかし、早々に使ってみたいと思っている。
ちゃんぽんの歴史を紐解いて、材料の魚介類や野菜、つまり「いか、えび、あさり、豚肉、キャベツ、もやし、玉ねぎ、かもぼこ・・・」などを揃えようとしても、案外面倒である。種類の多さだけではない、これだけの種類を使って1食分のみ作るのは、少量過ぎて返って煩わしい。かといって、お仕着せの具だけでよいか?と聞かれると、そこに何か自らの手を使って 「自由で気ままなお腹を満足させたい」と願っている筈である。ともあれ、そこは、自分の好みを生かして、どのように仕上げるかにかかっているし、それを考える時にこそ「少しだけ手を加えて美味しく戴く作法」という、一種の賢さが生まれるのである。
今、この手近にあって、ちゃんぽんに最適な食材としては、シーフード(いか、えび、ホタテ)の冷凍食材とか、ベーコン、玉ねぎ、キャベツ、焼き豚、メンマぐらいなので、それを使って何とかまとめてみたい。結局、今回のPDF写真では、麺が隠れてしまう野菜は取り除いている。手順としては、シーフードを電子レンジで解凍し、「麺の力 ちゃんぽん」に入っているスープの素を少量加えて炒める。また、ベーコンをフライパンでカリッとするまで炙る。その後、そのフライパンで玉ねぎ、キャベツを炒め、それぞれの具材は別々に保管し、麺の上に載せるときに一緒に盛りつける。どれも、余った材料を再利用できるように保存しておく。「サッポロ一番の味噌ラーメン」にも利用できそうである。
ではこちら
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