2013/03/15

OGGI のお菓子 3

   最近は、このブログの閲覧されたページが日間、週間、月間別にランキングされるようになっている。そこで、はるか昔に紹介したOGGI のチョコレートが最近上位にランクされていたのを発見した。ほーっ、といった感じで、人生60周年記念に酔いしれていたせいか、全く思いも寄らない現象に違和感さえ覚えたが、恐らくバレンタインだとかホワイトデー(昨日)の影響があったものと思われる。確かに、このOGGIのお菓子は上品でたいへん美味しい。上品というのは、お菓子そのものが洗練されていて、「食べ慣れた人はもちろんだが、甘いものを滅多に食べない人にも、美味しく感じていただける」 という意味である。特に、年配でOGGIのファン(=本物の甘いもの好き)にとっては、紅茶と一緒に3時のおやつに1~2個口にするとか、人生の楽しみの1つになっているようだ。

  OGGI のチョコレートがブログの上位にランクされて、「見る人がいるんだ」と思うと、何故かそれから連鎖が始まり、「控えているのに無性に食べたくなる」という気持ちが徐々に湧いてくる。結局、その刺激に負けてしまい、前回のショコラトランシュや前々回に紹介したメープルケーキを買ってきたのである。そこでは、今回も、これだなと思う商品は、やっぱりそれなりに人気もあって、売れ筋の商品で 「ホワイトデー専用品」に指定されて店頭に並んでいたのである。そんなことから、今日の商品は、「甘いものは太るから嫌だ」という向きにも、掛け値なしで気に入ってもらえるはずである。それでも、メープルケーキに注意すべき事があるとしたら、それは食べ方だけである。洋酒の入ったものは、少々行儀が悪く思われるかもしれないが、パッケージの封を開けた瞬間に、口に運びたい。

  勿論、パッケージの中には、メープルの薫りの染みたケーキが入っているが、このスポンジ部分にブランデーや香料が染み込んでいて、今日のPDF写真のようにパッケージから取り出した状態で5分も放置すると、すぐさま乾燥して薫りが抜けてしまうのである。だから、行儀が悪くても 「封を切った瞬間に口に運ぶ作法」が生まれるのである。もう1つの、ショコラトランシュの美味しさは、周囲のチョコレートもさることながら、それに包まれたチョコヌガーにもコニャックの生々しさが薫り、なかなかの美味しさなのである。暖かい部屋に置かれると、僅かな力で形が崩れたり、中身が壊れてしまうので、持ち帰るとすぐに冷蔵庫などに仕舞っておき、食べる前に取り出して5分ぐらいテーブルの上に放置してから戴くと、口当たりのよさに薫りが引き立って美味しい。

  やはり、どのように「美味しいお菓子」であっても、それにもまして、必ず「美味しい食べ方」というのがあり、それによって微妙な美味しさの違いが感じられるようでなければ、その商品の価値は下がってしまうのである。だから、このような微妙な商品を「初めて買い求めるとき、あるいは、どちらにしようか困ったとき、さらには贈答品にしようと決めたとき」などには、商品の性質とか素材とか、あるいは、短い時間といえども、保存の仕方や戴き方まで、お店の人から指南を受けるのが良い。こだわりの商品は、必ずやその取り扱いについて、ちょっとしたアドバイスがあるからである。
ではこちら
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