2013/05/14

時代を追う3

   日本は平和が67年も続いているので、日常的には「自分が悪いことさえしなければ、誰からも危害を受けることは無い」と考えられる。また、「自分さえ大人しく冷静になれば、相手も冷静になるはずだ」という考えもある。さらに、「どの様な相手でも、話し合いで必ず解決できる」と信じている向きもある。しかし、それらは自閉的に憲法を守ろうとする「国内での話」に限られたことといえる。そんなことでは、中共の軍隊による干渉を抑えることは出来ない。話し合いで何でも解決できるくらいなら、軍隊を持つ必要も無いわけで、強靭な軍事力を持つことで一段と圧力を増し、優れた破壊力を備えれば、それを使ってみたいと思い、そして、最終兵器を持っている方が最後の勝利者になるという理屈は健在である。抗戦力に不備があると思えれば、干渉や侵攻に対しては、「冷静に対処する」とか「話し合い」と言う無責任な掛け声を挙げるだけで、他に手立ては無い。冷静とは「何もしない」ことであり、見方を変えると「なされるがままになる」と言うことでもある。

   今、自民党がこの夏の参議院選挙に向けて、憲法改正を正面から訴えているが、他国の侵攻に対する抗戦の実施には、現在の憲法が大きく足かせになっている。そこで改正する箇所は、とりあえず「憲法9条の2項を削除する」だけで良い。つまり、基本的な考え方として「米国が日本の抗戦力を押さえつけておくために加えた部分」を削除するだけでよい。その他は、急いで議論する必要は無いと思える。しかし、先にその憲法の改正の「手続きを容易」にしようとしているのは、その改正に、国会議員への不穏なお金が流れ込み、反対論者が増加するという懸念があるからで、国民投票にさえ持ち込めなくなるのでは、大きな問題だと考えられる。そのくらい、今の国会議員の一部には、不穏な邪魔が介入し易くなっていると言うことなのであろう。国会議員には様々な事情があると考えられるが、それを選ぶ我々にも責任がある。全ては偶然の賜物ではない。中共は、あらゆるところに人と金を送り込んでいるのである。

  国会だけではない、メディアの報道は、取材をしない、あるいは報道しないことで、視聴者に誤解を与えることがある。例えば、オスプレイの沖縄配備反対のデモがあったとする。映像も流されて、いかにも沖縄の人がオスプレイが危険だから、配備に反対を訴えているように見える。しかし、その報道だけでは、沖縄の地元の人によるものなのか、沖縄にいる中共の工作員もしくはその手先によるものなのか分からない。それでも、沖縄でオスプレイの沖縄配備反対のデモがあった、その報道は嘘ではないのである。昔から、この手の「報道しない自由」を活用して世論を誘導するのである。そのような事が、常に行われていれば、怪しいと気づくが、時たまそのような事をするので批判も交わされてしまう。結局、報道もお金なのである。儲かるか、儲からないか、だけの構図で報道されることがあることを承知しておかなければならない。これから参議院選挙に焦点を合わせた番組が増えるが、自分の常識の範疇でメディア報道を鵜呑みにしてはならない。一瞬でも、その裏に隠された動きを意識しておきたい。

  今、中国国内に13万人の日本人がいると言われている。仕事で渡中している人もいれば、PM 2.5で気管支を痛めているその子供たちもいるはずである。そして、いつH7N9に感染するか分からない。さらに、彼らはいつ人民解放軍に人質にとられるかも分からない。一方、中国から輸入されている食品は汚染が進んでいて、身近なものだけでも百種類以上にも及んでいる。もはや何を食べても中国産を口にせざる終えない。その食品の汚染による侵攻も進んでいると解釈できる。なのに、その中国の本質を我々は意外に知らない。今までの報道では、中共は人民解放軍を使ってインド、フィリピン、チベット、モンゴルなど周辺諸国を武力で弾圧しているとか、尖閣から沖縄へ同様のパターンで侵攻しようとしているぐらいである。一方、内政では、年間20万件という、毎日あらゆるところで反政府デモが起こっているなど、そんな薄っぺらな情報でしかない。やはり、国内でも中共は自国を食い物にし、国民を虐め尽くしているようだ。

  中共の歴史は、たった64年しかないが、本来は賢い集団なのだろうが、だれも四千年の悪知恵の歴史を背負っているようだ。今後、中国はどの方向に進んでいくのであろうか、そんな疑問に答えられるのは、やはり「新唐人テレビのニュース」でしかないであろう。これらの報道は、中国国内で起こる真実の訴えでもある。この「新唐人テレビの報道」によってヨーロッパを始め、世界から中国の見方が変わってきている。私も、2年ぐらい続けて見てきたが、報道内容はかなり信頼できると思える。という事で、こちらをチェックして欲しい。
 ただ、一部の報道映像を見ることで「急性ストレス障害」にならないよう注意されたい。
https://www.youtube.com/user/NTDTVJP?feature=watch

 この新唐人テレビの中でとても興味深いのは、「九評共産党」という、共産党についての九つの論評を映像化したもので、 元々は8年も前に完成して単行本も発売されているが、興味深い解説として参考にされると良いと思う。全部を観るのに時間もかかるし、人間の恐ろしい側面を垣間見て嫌悪感に襲われるかもしれないが、それでも大変興味深い。
それはこちら
http://www.ntdtv.jp/category/16/九評共産党

補足:中共=中国共産党の略。中国と中国共産党を分けて見る必要がある。