2013/05/31

最近ハマッテいるもの2

  輸入牛肉も国内で加工されてしまうと原産地の表示は必要ない。特に、幾つかの種類の肉を混合したもの、つまり、デパート地下で売られていたり、ファミレスのメニューなどによくあるハンバーグには、何がどのくらいの割合で入っているか不明で、なおかつ自社製なら原産国は日本になる。しかし、その元の原材料にどこの肉を使っているかは、誰でも興味がある。例えば、H7N9入りのチキンは、いくら加熱してあっても不安はよぎる。また、一方、そういうことを気にしていたら弁当類は食べられない。神経質すぎるといってしまえばそれまでだが、そういう心配は食材の八方塞にも繋がる。そこで、少なくとも食材にハマル(何度も食べる)と言うのは、大きなリスクを伴うことをお断りしておく。つまり、どの様な食品でも一極集中は特に危険である。

  そんな脅しまがいの前置きをしてまで、いったい何にハマルと言うのだろうか、と疑問に思われるかもしれないが、先日来、うーむ美味い!美味い!と言って、つい口にしているのが「トロまぐろハンバーグ」である。お店で商品を並べているおにいさんに話を聞いてみた。マグロの販売しにくい小部位とか、切り身の端とか、中落ちとか、固まりとして販売できない部分を併せた混合品となっているそうである。中落ちだけなら寿司にするのもいいが、うちは寿司屋ではないし、そんなに数は売れないので、全て切れ身を一緒にして加熱調理用として販売するほうが面倒が無い。子供さん向けのお魚ハンバーグにすると、骨が無いので、お母さん方からも評判がよい。大きさもちょうど良いらしい。また、売り残しはもったいないので、1個170円前後と断然安い価格で提供している。そこで、年配の人もお安いといって結構売れていると話してくれた。

  商品の上に貼られたキャッチフレーズのシールには、「これはうまい!」と記載されている。真空パックで販売されている火が通った魚加工品とは違い、この生のトロまぐろハンバーグは、確かに加工された感のない美味しさが際立っているようだ。その自然の美味しさは飽きもこない。しかし、いくら美味しくても一度にたくさんは食べられない。なのに、冷凍マグロは後々腐りやすく、賞味期限は短く冷蔵で2日である。したがって買ってきたら、家族みんな一緒に食べるか、火を通してパックで1個づつ冷蔵保存しておくのも良い。2個入りが340円、3個入りが500円である。

  この生のトロまぐろハンバーグの調理方法は、何も考える必要はないし、油を使う必要もまったく無い。なぜなら、加熱すると脂が大量に染み出てくるからで、フライパンに乗せて火を通すだけである。焼き方は、ハンバーグと同じで、最初は強火で焦げ目を付ける。ひっくり返しやすいように、しばらく弱火で加熱を継続。中にまだ赤い生身が残っているうちに、ひっくり返して、しばらく弱火にした後は、余熱で全体に火を通す。以上だ。これだけでも旨みが溢れている。戴く時のソースは、出汁醤油、味ぽん、など好きなものを使えばよい。今日のPDF写真は、食べやすい「創味のすき焼きのたれ」(入手価格400円)を使った。少々甘いが、フライパンで少し濃い目に仕上げると、これが意外に組み合わせとしては美味しい。あと、普通の出汁醤油と山葵というスタイルもあるが、魚の臭みが嫌いな方は、大根おろしや、おろし生姜などと組み合わせるのも良い。食べるたび一工夫してみたくなるほど愛着が沸く。DHAやEPAなども大量に含まれていると思えばなおさらで、頭や体にも良いかも。
ではこちら
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