2013/10/08

大人の大豆

   しばらくの間、目を離していると、また商品の種類が増えていた。この「大豆に対する執念」とでも言うべき強い思い入れは、随分と世の中の賢人に定着してきたようだ。しかし、いまだ人の勧めを無視するかのように、「頭で納得したからと言って、それを実践するのは難しい」と心の中で叫んでいる人たちが大勢いるようだ。そんな本音を吐いている人達に対して、地道に取り組む大塚食品は、たいへん粘り強い会社といえる。「ミルクのようなやさしいダイズ」は、苺が駄目なら、ということで「抹茶や紅茶」も用意した。さらに、この秋には「オレンジとぶどう」を追加したようだ。それもこれも、障害になっている豆の臭いとか、製造時に発生する臭い等、それらを抑えようと常に改良を加え続けてきた証拠なのである。

  会社でストレスの多い人達を始め、将来の体ことを気遣う人達、そして、健康を気にし始める年齢の人達は、自分の体のことを「本気で考えてくれている会社の商品」を無視してはいけない。幼い時はボンカレーで育ち、クラブ活動では元気ハツラツのオロナミンCを飲み、カロリーメイトやソイジョイをおやつ代わりに食べて、夏場はポカリスエットでお世話になり、これからもずっと寄り添って、スゴイダイズで体の栄養バランスをとりながら長生きして、最後は病院での点滴、つまり最後まで大塚製薬の商品にお世話になるのである。少々大袈裟な言い方になるが、この大塚グループの狙いは、日本人全員の健康を維持するための商品を取り揃えることにある。

  つまり、みんなが健康で長生きすればするほど、会社も儲かるという仕組みを構築しようとしているのである。これが「優れた企業の持つべき理念」ということなのだろう。そこで、健康を気にし始める年齢になっても、いつまでも健康で動き回れる体を作りたいと「不安を抱えている人達」に向けて、この度、さらに「強力な商品」を投入した。それが、「大人の大豆+ルティン」と「大人の大豆+グルコサミン」である。大人というのは、おおよそ物事の分別のついた世代で、仕事もピークを過ぎて「ぼちぼち」と返す感じで、そろそろ体を少し労りながら、生活そのものを楽しみたいという人達である。

  こういう大人は、一般的に塩分、糖分、動物性脂質を減らし、食物繊維、カルシウム、良質のたんぱく質、ビタミン類、ミネラル類を増やしたいとセオリーは十分承知していて、さらに、テレビではグルコサミン、ごまのパワーとか、ブルーベリーが目によいとか、様々な事が吹聴されているので、益々気になるところだ。それを、どうにかしてまとめて採れる商品が欲しいと考えている。そこで、それらの殆どをカバーできる商品を大豆ベースで提供しようとする商品である。これだけ「大人の体に良い栄養素」を集約したものは、他に存在しないことから存在価値は高い。商品のスペックを眺めると、ご飯を食べなくても、これだけ食べていれば、むしろ今より健康で長生きできそうな感じを受けてしまう。
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